検索窓
今日:20 hit、昨日:17 hit、合計:137,746 hit

ページ37

神山side

次の日、今日はしげと一緒に店へ行くことになった。

赤「のんちゃん、どんな感じ?」

緑「んー、なんか分からへんの。淳太さんのことは区切りつけたって言ってたけど……」

好きになりたいって言ってくれた。

俺が頑張るしかないねんな。

緑「しげは?淳太さんとどんな感じ?」

赤「お、俺?普通、やで」

緑「へ〜?なんかあったんや?」

赤「な、んもないって、」

顔を赤く染めてそらそうとするしげに抱きついた。

緑「なにがあったんー?」

これはきっと、恋人っぽいことしたんちゃう?

って期待したのに

赤「………キ、キス、された、」

緑「は?!それだけ?!」

赤「そ、それだけって、俺にとっては、大事件、やのに、!」

ほんまピュアすぎて呆れるわ。

淳太さんもしげも不器用やからなぁ。

緑「じゃあ今度はしげからやな」

赤「な、なにが?」

緑「なにがって、ちゅーに決まっとるやろ」

動揺しとるしげをおいて、店に入る。

桃「ほんまですか?」

黄「ほんまやって、頑張ったんやから」

お?これはきっと、しげの話やな。

桃「あ、神ちゃんや」

しげのことはほっといて、のんちゃんと中へ入っていく。

いつもの席に座って

緑「さっき淳太さん、なに話してたん?」

桃「重岡くんのこと。キスしたんやってさ」

緑「それしげも言ってた。顔沸騰しそうやったで」

桃「あの二人大丈夫なんかな?」

笑ってるのんちゃんと目が合う。

好きやなぁ、って

そればっかり考えちゃう。

桃「キスしたいん?」

緑「へ?」

桃「まだダメ」

頭撫でられて、顔が熱くなる。

俺はこんなにドキドキしとんのに、

のんちゃんの視線の先は淳太さんで。

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (173 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
382人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました! (2020年9月1日 6時) (レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます!早速拝見させて頂きます! (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです!ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:・み・ | 作成日時:2019年10月19日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。