こたしげ物語２

喧嘩も日常茶飯事(リクエスト) ページ8

神山side

あれから２日。

のんちゃんも回復して、

赤「小瀧！」

桃「なに」

病み上がりのお二人さん、今日も一緒にいるみたいです。

熱はまだ少しあるみたいやけど仕事する分には大丈夫なんやってさ。

赤「小瀧、この前ぎゅーしてくれた、」

桃「全然覚えてへん」

そう、のんちゃんは綺麗さっぱりあの日のことを忘れてるんよ。

赤「してくれたもん！」

桃「夢でも見たんやないの」

赤「ちゃうよ！ほんまにしてくれた！」

桃「うるさいな」

赤「うるさいちゃう！ねぇ小瀧ー！」

しげはのんちゃんに抱きついて、

のんちゃんは鬱陶しそうにしてる。

赤「ぎゅーして、ぎゅー！」

桃「あーまじでしつこい」

赤「なんで！」

桃「ほんまにやめて」

赤「ぎゅーしてくれたらやめるもん、」

桃「するわけないやろ」

赤「……する、せなあかんの、」

あーあ、のんちゃん楽屋出てもうた。

寂しそうにしてるしげは俺に泣きついてきて

赤「………また怒らせてもうたかな、」

緑「しゃあない、きっとすぐ仲直りするやろ」

些細なことでしょっちゅう喧嘩する二人。

もう日常茶飯事。

大体しげが甘えすぎて起こるんやけどな。

赤「………ぎゅーしてくれたもん、」

そんなんいってものんちゃん忘れとるしなぁ、

いや、たぶん無理矢理記憶を消したって感じ。

黄「なんや、また喧嘩？」

赤「じゅんた、」

黄「今度はなにしたん」

緑「ちょっとしつこく言い過ぎてんな？」

赤「ちゃうもん、」

そう言いながらも反省はしてるっぽい。

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