瞬間、恋をした。② (ページ18)

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すごく楽しくて気がついたら時計が12時を指している。2人とも明日も仕事だから帰ることに。

健二郎さんが付き合わせたお礼って奢ってくれた。

健「さ、帰るか」

『…はい』

お店を出て歩いてたら、少しだけ飲みすぎてしまって、フラつく体を健二郎さんが支えてくれる。

帰り道の途中にあるコンビニでお水を買う。

健「自分お酒弱いん？」

『弱くはないんですけど…』

健「またしんどうなったら言いや」

そう言って、私の肩に手を回してまた歩き出す。
どれくらいか歩いて、やっと家につく。

『健二郎さん、今日はありがとうございます。ご迷惑おかけしてすいません』

健「いいって。気にせんでええから」

『…はい。送ってくださってありがとうございます』

気をつけてくださいねって言おうとしたけど、健二郎さんが真剣な顔で私のこと見てるの。

『…健二郎さん？』

健「真白、ちょっとだけ話してもええか？」

『…あ。はい』

そんな顔されたら、断ることできるわけないよ。

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