ホームレス ページ33
．
「Aさん！おかえりなさい！」
「え。」
「何で居るんだ、お前。」
仕事終わり、翔からの誘いで２人で呑みに行って
同棲を始めた家で飲み直すことになったのはいいけど、
何故か玄関で待ってたのはスーツを着て大きなリュックを背負ったマサキ。
「俺、今家ないの、だからお願い！しばらくお家泊めて？」
「はあ！？あんた何言ってんの！他にどっかないの？」
「まあまあ、とりあえず中入ろう。」
翔に諭されて、家に入ったのはいいものの
マサキは新しい家が楽しいのかウロチョロ。
「マサキ！ここに座りなさい。」
「はーい、Aさん酔ってるの？顔赤いよ。」
「それはいいから。泊めて欲しいっていつまで？」
「うーん、俺の家が見つかるまで？」
なんで疑問形なんだ！はっきり言え、はっきり！
マサキと揉めていると、酔ってる翔は
私たちを見て楽しそうに笑っている。
いや、笑い事じゃないんですよ。あなたと私のお家です。
「ねえ、翔！いいの？マサキが居候しても！」
「いいんじゃねえの？楽しそうじゃんか。」
「ですよね、櫻井先輩！ほらあ、いいでしょ？Aさんっ」
「家が見つかるまでだからね！」
やったー！とぴょんぴょん喜び跳ねるマサキ。
それを見ながらワインを飲んでる翔。
酒とマサキで頭が痛い私。なんだこの光景。
「翔、ほんとにいいの？知らないよ？２人の時間無くなっちゃうんだよ？」
「なーに、そんなに俺のこと好きなの？可愛いね、Aちゃんは。」
「ひゅーひゅー！お熱いね！」
「ちょ、翔！もう！知らない！寝る！！」
完全に酔っ払ってる翔は私にベタベタ抱き着いたりキスしたり
それを茶化すマサキにもう耐えられなくなった私は
寝室にダッシュで逃げた。
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にな - 最後の方で感動して泣けました。笑える部分もあって面白かったです。 (2018年5月5日 22時) (
レス) id: d79385b6b6 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ハハハ、まさかの展開！超面白い。ε=ε=(ノ≧∇≦）ノ (2017年8月16日 7時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ああ、ズルい奴。 (2017年8月4日 20時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
kiyomi(プロフ) - 頭殴られてどうなるかと思った(;つД｀)翔くん、身を引いちゃうのかな？ (2017年7月31日 0時) (レス) id: fa58efe3c1 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - うわあ〜、うわあ〜… この錦戸さん、あたしが一番苦手な人種だ！(泣) (2017年7月7日 21時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらり | 作成日時：2017年6月3日 23時
