喉仏が素敵 ページ13
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一難去ってまた一難、かと思ったら
もう一難来ました。合計で二難になりました。
私は今、錦戸くんとバーに居ます。
それは、錦戸くんからの連絡が唐突に来たことから始まった＿＿
ryo.N突然すみません、錦戸です。
開発部の樽本さんに教えてもらいました!
ところで、今日仕事終わりに会えませんか?お聞きしたいことがあります。
ハナちゃん！！！
なんで勝手に人の連絡先を教えるかな！？
さては、錦戸フェイスにやられたな...
少しなら大丈夫だけど、どうしたの?
ryo.Nありがとうございます!またその時になったら話しますね、待ってます。
昼過ぎ頃に来たこの連絡には、気にも留めてなくて
今日の晩ご飯はどうしよう、
とかそんなこと考えながら仕事を済ませた。
忙しい時期だけに帰る時間も少し遅くなって
待ち合わせ場所に、約束より45分も遅れてしまった。
「ごめんね、錦戸くん。それで、どうかした？」
「あの、Aさん...」
「ん？どうしたの？」
何か悩み事でもあるのかな。
人生の先輩にドーンと任せて、早く言っちゃいナ！
「これ、Aさんですよね。」
「...っ！？これ、何で..っ」
「やっぱり。バラされたくなかったら、付いてきて下さい。」
ニッコリ笑って私に見せたのは、携帯の画面。
そこには、私とマサキが抱き合う写真。
しかもあの病室での少しの時間。
私は、言われるがままに錦戸くんに連れられて
彼の行き付けだというバーに入った。
そして、今に至る。
「Aさん、これも美味しいから飲んでください！」
「私そんなに強くないから...」
私は彼がどうしたいのか全く読めない。だから怖い。
酔ってまともに話せなくなるのも怖いから、
度数の低いカクテルをチビチビと飲んでいる。
「単刀直入に言うと、俺はAさんが欲しい。」
「だから...」
「分かってますよ。正攻法やったら無理な事くらい。」
「私に、何させる気？」
「しばらく、俺の言う事聞いといて欲しいなって。」
無邪気に笑って、でも目の奥は笑ってなくて。
綺麗なゴールドの色したお酒を、喉を鳴らして飲む姿は
不覚にもセクシーだと思ってしまう。
人は見た目に騙されている。
この人は、こうやって何人もの女の子を虜にしたんだろうか。
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にな - 最後の方で感動して泣けました。笑える部分もあって面白かったです。 (2018年5月5日 22時) (
レス) id: d79385b6b6 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ハハハ、まさかの展開！超面白い。ε=ε=(ノ≧∇≦）ノ (2017年8月16日 7時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ああ、ズルい奴。 (2017年8月4日 20時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
kiyomi(プロフ) - 頭殴られてどうなるかと思った(;つД｀)翔くん、身を引いちゃうのかな？ (2017年7月31日 0時) (レス) id: fa58efe3c1 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - うわあ〜、うわあ〜… この錦戸さん、あたしが一番苦手な人種だ！(泣) (2017年7月7日 21時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらり | 作成日時：2017年6月3日 23時
