第74話 ページ43
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急遽、現場に向かうとそこは巨人の蒸気がまだ少しばかり残っていた
沢山の兵が集まり顔を顰めて眺めているのが被験体が殺されたという現場だ
リヴァイから手を借り、馬から降りる
そして現場へ近づいてみると先に向かっていたハンジは
奇声と巨人の名前を叫びながら倒れこんでいた
周りの声を盗み聞いてみると、犯人はまだ見つかっておらず、
夜明け前に二体同時に殺されたらしい。見張りが気づいた頃にはもう遅かった…か
どんなバカが貴重な被験体を殺したのかと恐怖と驚き、そして不安の声が飛び交っている
じっと現場を見つめていると、ふと隣に並び立ったエレンは目を見開き
まだ今の状況はうまく呑み込めずにいるみたいだ
「エレン」
エ「っ…は、はい…」
「…行こう」
リ「あとは憲兵の仕事だ」
エ「…はいっ」
振り返りリヴァイの後を追いかけていると、擦れ違いざまにエルヴィンに呼び止められる
エル「A、足は大丈夫か？」
「何とか。この後医者のとこに行ってくる」
エル「そうか…」
もうすぐ壁外だ。それまでにはちゃんと治さないと…
エルヴィンは私の隣で立ち尽くしているエレンを見つけては、真剣な表情を崩さずに名前を呼ぶ
エル「エレン」
エ「…は、はいっ…あの…これは一体っ」
エル「君には…何が見える？」
エ「…え…」
エル「敵は何だと思う」
突然、そんなことを聞かれたエレンは戸惑い「はい…？」とそう呟いた
それが正しい反応だと思う。私だって…すぐには答えられない。
何故、エルヴィンはそんな事を聞くのか…分からない。
その様子を見ていたリヴァイも1つタメ息を吐きまた歩き始めた
エル「すまない…変なことを聞いたな」
そう後は何も言わずエルヴィンは私たちとは逆の方向に歩いて行った
それから私は医者の元へと向かった
足の容態も何とかあと少しで治るようだ。安心した気持ちで外に出ると
腕を組み壁にもたれ掛っている彼を見つけた
リヴァイは私の姿を見つけると、さっそく聞いて来た
「足の容態はどうだ」
「うん、何とか壁外までには間に合いそう」
「…そうか」
エルヴィンもリヴァイも何だか様子が変だ。
今回のことで少し考え事が増えたのだろうか。黙って前だけを向き、歩いていると
「A」
「何」
「………壁外で無理するなよ」
「…分かってる」
ほら…おかしい…。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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