第45話 ページ5
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エレンは「ひぇえええ」と言った顔のまま部屋を出ていった。
それを確認したリヴァイはダルそうにタメ息を吐き
やっと私の存在に気づいたみたいだ。
「A、お前掃除は終わったのか？」
「それを言いに待ってた」
「そうか、なら今から見に行く。ここで待ってろ」
リヴァイはまた、私を残して部屋を出ていった。
待ってろと言われても…
そう思い、立ち上がり、少しずつリヴァイの後を追って行った。
やっとの思いで辿り着いたのは、部屋を出てから数十分掛かっていた。
なかなか慣れないな…嫌になって投げ飛ばしそうになる、この杖…
扉は開いていて、中に入ろうと部屋を覗いてみると
「さすがと言った所だな、ぺトラ」
「もう慣れました、兵長の掃除の仕方」
そう楽しそうな2人の姿。
ぺトラ楽しそう…
リヴァイも珍しく笑ってる…
私は、何となくこの雰囲気を壊してはいけない気がして
しばらく悩んでから来た道を引き返した。
何だろうか、胃が痛い。
風邪も引いた事ないし、体調には自信があるはずなのだけど…
おかしいな…
この杖に対する、ストレスだろうか。
中庭に向かって、ゆっくり歩いて居ると
「あれ、Aさん」
「…また会ったね」
「兵長にOKもらったんですか？」
「…分かんない」
「え？」
直接言われた訳じゃないし
OKだったとしても、ほとんどぺトラが掃除してくれたからだし…
どう答えていいのか分からなかった為
とりあえず「分からない」と答えた。
「エレンは？」
「俺は、エルドさんとグンタさんに手伝ってもらって…こっちは良いから庭の掃除頼むって言われて…」
「中庭？」
「はい」
「…私も行く」
「へ？」
「雑草抜きくらいなら座ったまま出来るし」
「でも…」
「行こう」
「え、ちょっとっ…」
中庭に向かいだす私をエレンは「ダメですよっ！休んで下さい」と
必死に止めに掛かる。
だけど…
何か私も皆の為に動きたい。
それに…
「少し、エレンと話がしたいし」
「…え…俺と…ですか？」
「さっき、話した時少し楽しかった」
そう言い残し、さっさとエレンを置いて、中庭に急いだ。
エレンは「あ、え…えっと…」と何だかよく分かんない事呟いてから
先を行く私に気づき、急いで後を着いてきた。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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