第44話 ページ4
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エレンside
「凄い…ですね。ぺトラさん」
「惚れる？」
「い、いえっ…惚れると言うより、憧れます」
「…？」
「女の人に負けてられないですね。俺も頑張らないと」
「あぁ…そっか」
「え？」
突然、Aさんは手をポンッと叩き
1人で何かを確信したようで、コクコクと頷き始めた。
何の事なのかさっぱりな俺はただただ首を傾げるだけ
そんな俺に気づいたAさんは
ひょいっと俺を指差しては…
「エレンには、彼女居る事忘れていた」
「………へ？」
益々訳が分からなくなり、更に呆然としてしまう。
「違うの？ほら、あの子。ミカサ」
「…ミカサ…？」
「あれ…彼女じゃなかったか…じゃあ…」
「み、ミカサはっ…！た、ただの幼馴染で！そのっ…家族みたいなものですけど！決して彼女ではっ！」
「あ、そうだ。幼馴染だ…間違えた」
「…ま…ちがえた？」
「そんなテンパるとは思わなかった。ごめん」
「い、いえいえいえいえいえいえいえいえいえ！！こちらこそっ…何かすいませんでしたっ」
俺は真っ赤な自分の頬を隠すように、
襟元の服で口元を隠し俯いた。
あぁ…マジでビビった…
ミカサが俺の彼女な訳ないじゃんっ
そりゃ、家族みたいな存在で大切だけど…
それはアルミンにも言えることでっ
Aさんって
結構天然なのか…？
チラッと顔を上げると、パッチリ目が合い
とりあえず笑ってみた。
けど、当然笑い返してはくれず
キョトンと首を傾げるだけ…
「エレン！」
「は、はいっ！！？」
グッドタイミングで兵長が戻って来て
良かったぁと何故かホッとして振り返ると
また背筋が伸び、冷や汗が半端じゃなくなった。
「本当に掃除したのか…？」
「え…あ、はい…」
「嘘言ってんじゃねぇ、削がれてぇのか」
「いえっ…！本当にっ」
「全てやり直しだ！」
「ひっ！！？」
「いいか？掃除の基本中の基本を教えてやる。部屋を綺麗にする時は上から下を掃除するんだ、分かったか？クソガキ」
「上から…下ですね…分かりました！」
兵長からこれまでにない程睨まれ
恐怖に耐えられなかった俺は急いで
「上から下、上から下…」と呟きながら廊下をダッシュした。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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