第68話 ページ28
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勿論、突然の事で驚きまくって居るリヴァイは耳元で慌てた声を聞かせてくる
そんな声を聞くのは初めてかもしれない…
「おいっ…A…？」
「…」
「…何かあったのか…？」
「…何もない」
「じゃあ…」
「今はただ、こうしていたいだけ」
「…は…？」
「…ごめんなさい…今は…私の我儘を聞いてほしい」
「……今はって…俺はいつもお前の我儘を聞いてきたつもりだが…」
そう言いながら、優しく頭を撫でては黙り込んでそのままで居させてくれた
私は一気に安心し目を閉じ、ただただじっとリヴァイの肩に顔をうづくめていた
しばらくして突然我に返った私は急いでリヴァイから離れる
そして、松葉づえもない事に気づきキョロキョロと辺りを見渡す
すると、リヴァイは相変わらずの冷静さでそんな私を見つめてきた
何も言ってこない為、気まずいが私から事情を説明する事にした
「…ごめん…私もよく分からないまま…変な事してしまって…申し訳ない…」
「…エレンに何かされたのか？」
「え、いや。エレンは何も関係ない…ただ、私の頭がおかしくなっちゃっただけ…」
「……そうだな、お前の頭はおかしい。松葉杖は持たない、その上走るし、押し倒すし…」
「…ごめん」
「ったく…何度言ったらAは学習するんだ」
「……最近、リヴァイは目を合わせてくれなくて…」
「は…？」
「私から避けてるようにすぐ何処かへ行ってしまうし…何か怒らせたのかなって…ずっとそればかり考えていた」
「……」
けど、今はちゃんと目を合わせてくれている
呆れたように軽く笑って、昔みたいに説教してくる
頭も撫でてくれた
だから、今は凄く心がドキドキして凄く嬉しい
苦しかった心の奥が一気にすっきりして軽くなった気がするのだ
「…私の気のせいだった」
「……悪かった」
「…ん？」
突然、リヴァイも頭を下げて謝って来た
顔を上げると少しだけ笑みを見せ、くしゃっと髪を撫でる
「俺も考えすぎてたのかもしれねぇな…悪かった、A」
「…何故、リヴァイが謝るの？」
「うるせぇ、いいから黙って頷いとけ。あほ」
「…？」
私は言われた通り、軽く頷くとそれはそれでリヴァイはまた呆れたように笑い出す
何かよく分からないけど、心の奥から安心した
またその笑顔が見られて良かったと。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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