第66話 ページ26
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エレンside
突然、Aさんが部屋に訪ねてきた
何だろうと思い、話を聞いてみると兵長との事で悩んでいたようだ。
その事を「恋」だというのに気づいていないAさんが少し可愛く見え
俺はきちんと伝えるべく、ベッドの上に正座し向きを変える
すると、Aさんも足を気にしながらも同じように正座し、首を傾げる
「Aさん。兵長はきっと…」
そんな時、再び突然ノック音が聞こえ今度は返事もする間もなく
ガチャリと扉が開いてしまった。
誰だよ、一応俺の部屋だぞ。なんて一瞬の気持ちは恐怖で掻き消される
「…邪魔…したな」
「違うんです！！違うんです！！！」
兵長は少しの沈黙の後、目をパッと逸らし部屋をすかさず出ていこうとする
絶対に勘違いしているっ
でも、確かに。Aさんの言っていたことが分かった気がする
兵長はAさんの方を見ては顔を少し赤らめ、素早く目を逸らしていた
きっと…いや絶対に、この2人は…
ここで俺が2人の仲を壊すような事をしてはいけない。
だから、今、早く兵長に誤解を解かなければ…
そう思い、失礼ながらも兵長の前に立ちふさがり、腕を掴む
「待ってください！リヴァイ兵長っ」
そうもう一度、精一杯の声で叫ぶと
兵長はムッと俺を睨みながらも、じっと止まってくれた。
後ろではAさんは何が何だかという顔をして、こちらを眺めている
「何だ、エレン…」
「えっと…その…兵長は誤解を、たぶん…してると…思います」
「…ほぅ、俺が誤解を？ベッドの上で男女が2人で居る光景を見て俺が誤解をしていると？」
「っ…は、はい。あの、俺達はただ…」
「相談を受けてもらってただけ」
『…？』
さっきまで黙り込んでいたAさんが、じっと兵長を見ながらそう呟いた
兵長はビックリしながらも、やっぱり目を合わそうとはせず俯いてから
「…そうか。どちらにしろ、邪魔したな」
「リヴァイ…」
「悪かった」
そう俺の手をそっと振り払っては、さっさと部屋を出て行ってしまった
あれ…どうしよう…どうなったのだろうか…
良かったのか？それとも…逆効果だったのか…？
初めて見る兵長の姿、初めて見るAさんの悲しそうな姿
今、この現状を俺はどうしていいのか分からず
ただただその場に立ち尽くし、Aさんの初めて見せる姿を見つめるだけだった。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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