第58話 ページ18
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リヴァイside
もう少しで夕飯も出来上がる頃
突然、エレンが気が失ったAを連れてやってきた。
2人の髪は濡れていて少し変な事を想像してしまったが
そんなあんなこんなしてません！とエレンの目が一生懸命に訴えてきた為
すぐに脳内から消去した
エレンがAを狙っているのは
前から分かっているが…
見るからに純粋そうな奴だ。あんなこんなする訳がないだろう。
と、俺は勝手に決めつけているだけであって本当の所は分からない。
Aを部屋まで運び、ベッドの上に寝かせる。
一応、頭を打っただろうから、氷水を敷き、その上に頭をのせる。
ったく…本当にバカな奴。
安静にしてろって何度も言ったはず、なのに…
昔からコイツは「1人で大丈夫」と言い張る悪い癖がある。
その悪い癖を治すための約束でもあるのに
忘れてしまったのだろうか。
まだ濡れているAの髪をゆっくりタオルでクシャクシャと拭いてみる
だが、全然起きる気配はない。
ただ静かに寝息をたてるだけだ
「…少し伸びたな…」
昔はよくAの髪を無理やり切っていた
たまに拒否する時もあった為、
その時は寝ている隙にこっそりと切ってやった事もあったか…
さすがにハンジやぺトラに怒られたが…
本人であるAはただ一言、「ありがとう」だった
あの時はさすがに俺もどうしていいか分からなくなったという
今になってはどうでもいい思い出だ。
最近は自分で切っているらしい
だから俺の出番はなくなった
少し寂しい気もするが、手間が省けたと強がってみる
「……ん…」
「…起きたか？」
「……リヴァイ…？」
Aはそっと瞼を上げ、目の奥に俺を写しては
何故ここに居るのかという顔を見せる。
「てめぇは本物のバカだな」
「どうして…」
「エレンが知らせてくれた。後でお礼言っとけアホ」
「…了解」
いたた、と頭を摩りながら、体を起き上がらせ
再度、俺を見る。
ベッドの横に椅子を置き、座っている俺をじっと見ては
首を傾げ、困ったような表情に変える
「怒ってる」
「怒ってねぇ、バカな奴だと思ってるだけだ」
「どっちも変わらない」
「だいぶ違うと俺は思うが」
「変わらない」
「てめぇも頑固になったな」
「それはいい意味？」
「知らん、自分で好きなように受け止めろ」
「じゃあ、悪い意味」
「変な奴」
．
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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