第56話 ページ16
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エレンside
泥だらけだった体も服も綺麗にして、シャワー室を出てみる
けど、まだAさんの姿はなかった。
まぁそりゃそうか。
足の事もあるし…
タオルで髪をワシャワシャと拭いていると
突然、ドタン！と大きな音がAのシャワー室から聞こえ
思わず反射的に扉の方へと足を進める
けど、ドアノブを掴む瞬間にやっと我に返り
いや、待て…
ここでもしただ物を落としただけの音だったら、俺は変態となり
巨人にならなくても殺されるだろう…
けどもし、Aさんが倒れていたら
何故助けなかったと殺されるかもしれない…
どっちだ…どっちだ、エレン・イェーガー！
とりあえず冷静になり、扉の方に耳を寄せて中の様子を窺ってみる
けど、シンっとしていて不思議な感じがした。
これはもしかしたら…本当に…？
古い建物の為、鍵はついていない…
ぎゅっとドアノブを握り、覚悟を決める。
「よしっ…！」
心の中でカウントをとり、思いっきりドアノブを引っ張り
目を閉じ謝りながら扉を開けた。
けど、Aさんの姿はなく
あれ？と首を傾げながらも、シャワーの音もしない為ホッとした。
それから、奥の方へと足を進めていくと…
「っ！Aさんっ！？」
びちゃびちゃに濡れた床の上に座り込むように倒れているAさんの姿があった
呼びかけても応答はないが、息はしているようで安心する。
辺りを見渡すと松葉づえは少し離れた場所に立てかけており
なるほど、とどうしてこうなったのか少し分かった気がした。
えっと…どうしよう…
部屋まで運んだ方がいいよな…
白いシャツが濡れて体のラインが目立つ為
少し目のやり所に困るなんて…言ってみる…
俺はAさんを負ぶって、部屋に向かおうとするけど
ある大事な事を思いだした。
Aさんの部屋知らねぇ…
どうしよう…兵長の所に聞きに行くしかないか…？
けど…2人共こんな濡れた格好だし、変な誤解されるんじゃ…
いや！今はそんな事言ってる場合じゃない。
Aさんを担ぎ直し、急いで食堂へと向かった。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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