第55話 ページ15
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「すいませんっ」
「謝らないで」
「…はいっ」
何だか弟のようで可愛く感じて、頭をくしゃくしゃと撫でると
照れながらエレンはニコッと笑う。
「うん、エレンはその方が似合う」
「何か恥ずかしいです(笑)あ、Aさん何処か行くんでしたよね。引き止めてすいません」
「ううん、シャワー浴びに行くだけだから」
「そうなんですね。俺も丁度泥を落としに行こうと思ってた所です」
という事で、一緒に向かう事にした。
シャワー室は二つあるようだし、丁度良かった。
エレンも頷き、2人並んで他愛もないエレンの話を聞きながら
シャワーを浴びに向かった。
＊
「じゃあ、俺一応上がったら待ってますね」
「どうして？」
「どうして…って、シャワー室は滑るので何かあったらダメだなと思って……いやっ違いますよ！？変な事しようとかそんなんじゃっ」
「分かってる。じゃあ」
「え、あ、はい…」
慌ててるエレンが可笑しくて、少し意地悪をしようと
疑っている素振りを見せ、私はさっさとシャワー室のドアを閉めた。
その後、エレンのタメ息が聞こえ隣のドアも閉まる音が聞こえ
思わず笑ってしまった。
汗で汚れてしまった服を脱ぎ、松葉づえも壁に立てかけ
ふと見てみると、ちゃんと誰かが私の為に椅子も用意してくれていた。
誰だろうか、後でお礼を言わないと…
シャワーを済ませ、スッキリした。
体をふわふわのタオルで拭き、替えの服に着替え鏡の前に立つ
「…少し伸びた…？」
自分の髪の毛先をつまむ。
最初は凄く長かったんだけど
あまり長いと戦闘の時邪魔だからとリヴァイに切られたんだっけ…
意外にも髪を切るのが上手なリヴァイ
最後に切ってくれたのはいつだっただろうか。
忘れてしまった。そのくらい昔の事のようだ。
まぁ、私いつしか自分で切るようになってたし…
「…久しぶりに切ってもらおうかな…」
なんて…今更だ。
ふと我に返り、ポトポトと水の音が奥から聞こえ
もう一度見に行くと、案の定蛇口がきちんとしめていなかった。
最近、力が入らなくなっている。
足は動かないけど、出来る範囲で筋トレでもしておいた方がいいだろうか…
きゅっとしめ、タメ息を1つ吐いてから
そっと立ち上がった。
考え事をしていたせいか、足の事を忘れて壁を使わず立ってしまい…
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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