第54話 ページ14
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「…リヴァイ？」
「違う…いや、そういう意味で言ったんじゃない…」
「え？」
「すまない…いや…足がほら…わりぃから1人で大丈夫か思って聞いただけで…」
「リヴァイ？」
そっと肩に手を置くと、ビクッと揺らしパッとこちらに振り向き
目を大きく見開き私を見つめる。
レアだ…
珍しい表情な為、私も思わず目を大きく見開いてしまう。
「大丈夫？」
「…あ、あぁ…悪い…何かあったら言え…と言うか、叫べ…ぺトラがすぐに向かう」
「うん、ありがとう」
コクリと頷くと、リヴァイは急いで夕飯作りに戻って行った
そんならしくないリヴァイをしばらく首を傾げ見ていたけど
きっと鍋の事が気になって焦っていたのだろうと
そう自分の中で勝手に解釈し
シャワーを浴びに急いで向かった。
その途中、泥だらけのエレンと会い
また会ったとエレンはお腹を抱えて笑いだす。
確かに今日はよく会う。
まぁ、こんな狭い敷地なのだから当たり前か…
「今日はよく会いますね」
「うん」
「何処行かれるんですか？手貸しましょうか？」
「ううん、大丈夫」
分かりました、とエレンは頷きニッコリ笑う。
「エレン、私の足の事は気にしないでいい」
「え…？」
「気を使ってくれるのは凄く嬉しいけど、本当に大丈夫だから」
優しさのつもりで言ったのだが、エレンは悲しい顔をして俯いてしまった
あれ…傷つけてしまった？
ごめんと言おうとすると、エレンは急いで頭を下げて来た。
今日はよく分からない事ばかりだ…
「ごめんなさいっ！」
「…エレン？」
「俺のせいで…Aさんに怪我させてしまって…本当にすいませんでしたっ」
「…え？」
「けど…俺自身も記憶がなくて…その…」
「落ち着いて、エレン。顔を上げなさい」
「…っ」
肩を持ち、無理やり顔を上げさせると
エレンはさっきとはまったく逆の表情、今にも泣きそうな顔をしていた。
どうして、何がそんなにも彼を追い込んでいるのか
正直よく分からないけど…
「この怪我は、エレンのせいじゃない」
「…え…？」
「これは、あの日、私の不注意で怪我しただけ。エレンのせいじゃない」
「…でも……だってっ…」
「ありがとう。けど、貴方がそんな悲しい顔をする必要はない」
エレンは溢れ出てしまった涙を拭い
また私の好きな笑顔を見せてくれた。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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