第52話 ページ12
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足が不自由なのは本当に不便としか言いようがない。
リヴァイが出ていった後
綺麗に掃除されたばかりの部屋を見渡し、ベッドをポンポンと叩いてみる
本当に綺麗に掃除されてる…
ホコリ1つも出てこない。素晴らしい。
窓の外を眺めると、真っ青で広い空と、何処までも続いている大草原が見える。
巨人なんて居なかったら、最高なんだけど…
最近、ふと思ってしまう事がある。
それは…
リヴァイは本当に外の世界に連れて行ってくれるのだろうか…って。
勿論、彼なら外の世界に連れて行ってくれるだろう。
だけど…
その隣は、その約束は
ちゃんと私になっているのだろうか。
外の世界を旅する時、彼の隣には私がいるだろうか。
その約束は私との約束となっているだろうか。
凄くしょうもないし、何故こんなにも不安になるのか分からない。
けど、もしかしたら…と考えてしまうのだ。
「逃げてねぇじゃねぇか」
振り返ると、綺麗に畳まれている毛布を持って
ふと笑みを見せているリヴァイ。
だけどすぐに目を逸らしてしまう。
何故なら、さっきの不安と胃がまた痛くなるからだ。
「何してる。早く横になれ」
声も言葉も上手く出なくて、黙って頷き
私はベッドに横たわった。
そのうえから暖かい毛布を掛けてくれて、少しホッとする。
「飯はどうする」
「…うん…食べる…かな」
「じゃあ、持ってくる。出来るまで寝てろ」
「…あのっ」
部屋を出ていこうとするリヴァイを引き止める。
リヴァイは無表情のまま、振り向き私をじっと見る。
「…私の夢…覚えてますか…？」
「…は？」
「…叶えてくれますか…？」
「どうした…急に…」
「…不安なんです…」
そう俯いていると、いつの間にかリヴァイは私の目の前に来ては
ペシッとデコを叩かれ、目線を合わせる。
その時の顔は、あの時と同じだ。
私を救ってくれた時と…
「らしくねぇ敬語使うな、気持ちわりぃ」
「…ごめん…」
「Aの夢は…俺が絶対に叶える。約束したからには…な」
「……」
「……大丈夫だ。いいから寝ろ」
最後にもう一度ペシッと額を叩いては
さっさと引き止める隙もなく、リヴァイは部屋を出ていった。
寝ろって言われても…まだ昼過ぎだし
とりあえず目を閉じ、考える事を止めた。
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ああ - 面白かったです 続編も見させていただきます 楽しみでーす (10月8日 17時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年8月3日 12時) (レス) @page41 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - おーじょさん» まさかの不意打ちでしたね、エレンくん…。教えてくださりありがとうございます！ (2015年7月31日 14時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
おーじょ - エレンに呼び捨てされた(泣)43話、、、 (2015年7月31日 11時) (レス) id: 32ae10d642 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - リヴァイと夢主ちゃん、仲が良いですね!羨ましいです(笑)これからも、応援してます！ (2014年12月29日 20時) (レス) id: 00bf24d383 (このIDを非表示/違反報告)
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