第92話 ページ42
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リヴァイside
少し口が微かに開いたが、まだ理性が勝ってる…と急いで離し俯く。Aは何も言わずに首を傾げる。どうせ顔色変えずに｢今のは何？｣とか聞いてくるんだろう
タメ息を吐きながら顔を上げると
｢…っ｣
｢…は……｣
Aは顔を真っ赤に染め、手の甲で隠していた
そして俺を見てはハッ！と目を逸らす
想像していた展開と違う……
その事で頭がいっぱいで黙り込んでいると
｢今のは…あの……｣
｢…それが、俺が気付かない振りをしていたお前への感情だ｣
｢…ぅ…あ……そ、そう…ですか…｣
｢……驚いたか？｣
｢…当たり前｣
｢鈍感野郎なお前でもキスの意味は分かってんだな｣
｢……分かる…恋愛小説も読んでるから…｣
伝わった。伝わってしまった。これでループはしない。だが、逆に前には戻れなくなった
本当にこれが正解だったのか分からないが、伝わってしまったものは仕方ない
ずっと溜め込んでいた言葉をもっと伝えよう
｢…いつからかお前は俺の隣に居た。ふとある日突然な。それが当たり前になって、お前が居ない日は何か物足りない気分でいっぱいだった｣
｢…………｣
｢あの日の約束もいつからか、上司と部下の約束じゃなく…俺は大切な人への約束だとすり変わって……お前を女型から救えなかった時は本当に気が狂っちまいそうで…仲間の死なんか何度も見てきたはずなんだが…何かが違った。お前が目を覚ました時は久々に泣いた…何故涙が出るのかは自分でも分からなかった……鈍感なのは俺も一緒なのかもな｣
｢……そうだよ｣
｢それからお前と過ごしていくにつれて気付いた…お前に、Aに触れたいってな｣
そうAの頬に手を当てると、少し落ち着いた真っ赤な頬はまた少し染まる
コイツのこんな表情、
昨日の酔った時とは全然違うな…
もっと触れたい。キスがしたい。抱き締めたい
だが、まだそれは叶わない。ただ今は一方的な想いを伝えただけで何も解決していない
俺は手を離そうと力を抜いた瞬間、バッとその手を掴まれギュッと握られる
｢私も…気付かない振りをしていた事が……ある｣
｢………？｣
｢…昨日の夜……本当は起きてた…｣
｢……は？｣
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この間知ったんですが、このシリーズのepisode0編が10万hit超え、シリーズ1が40万hit超えてました！本当にありがとうございます！これからも本作シリーズをよろしくお願いします！
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ありん(プロフ) - 最高な作品でした！！ありがとうございます！ (2019年9月9日 12時) (
レス) id: f5d5d6bebc (このIDを非表示/違反報告)
恵(プロフ) - ここ数日 これを帰ったら読める！…と仕事頑張れました！！最高です！もっと読みたかったぁ〜 (2017年8月31日 8時) (レス) id: f3b39a5866 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 笑えて泣けて、超感動しました！これからもがんばってください！！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 1f2de715ef (このIDを非表示/違反報告)
茉央 - 完結おめでとうございます！大好きなこの作品また何回も読みたいと思います笑もしあれば番外編など楽しみにしています！ (2016年8月20日 7時) (レス) id: 9c4c5631b2 (このIDを非表示/違反報告)
パラチョコ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品が本当に好きで何回も読んでいます笑 (2016年8月13日 1時) (レス) id: 62d6d38462 (このIDを非表示/違反報告)
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