第54話 ページ4
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私はトンっとケニーから貰ったボロボロの義手で左胸に拳を当てた。ケニーは目を見開いたが、敬礼はせずバンっと指銃で私めがけて打つ
最後までケニーらしいと思いながら、急いでエレンとヒストリアの元へ向かおうとした時だった
ロ｢…父さん…ウーリ……フリーダ…待ってて………僕が今…｣
倒れていたロッドはズルズルと体を引きずりながら、何故か移動していく。歩きながら確認しているとハッと気がつく
その時は、どうすればいいのか頭が真っ白になり動けずにいた。そしてケニーの声で｢Aッ！！｣と呼ばれ一気に腕を引っ張られる
その直後に凄い風が吹き目を開けるのがやっとだった。ケニーは私を庇うように抱え｢あの野郎！｣と下を見下ろす
目の前には超大型巨人を超えるほどの巨人…
｢ロッド・レイス…！あの野郎巨人になりやがったな！？｣
凄い音を立て柱や洞窟は崩れていく。
エレンやヒストリアの姿も段々と見えなくなっていき視界が奪われる
｢エレンッ…！ヒストリア！！｣
｢クソッ…！｣
必死にケニーは柱にアンカーを繋げ私を抱える
｢もういい！離さないとッ…ケニー貴方まで死ぬッ……｣
｢馬鹿言うなよ！これ以上アイツに嫌われたくねぇんだよッ(笑)｣
………………………………
リヴァイside
何とかギリギリ間に合ったようだった。だが、全然安心も油断も出来ねぇクソな状況には変わりなかった
突風のなか、エレンを繋いでいる鎖の鍵をミカサから受け取り慎重に外していく
エ｢兵長ッ…みんな！！｣
コ｢くっそ！どこの鍵だこれ！？｣
｢コニー急げ｣
ジ｢いいか半裸野郎！！巨人だけじゃねぇぞ！？鉄砲持った敵も飛んで来てんだ！｣
｢いや…その前に……天井が崩落する｣
ビキビキと嫌な音をたてていた天井は一気に崩落し始める。｢急げ！！｣とエレンの手錠を外し急いで後退する。その瞬間に先ほど居た場所にガレキが落ち崩れていった
俺は迷わず不安にさせる"あのこと"をエレンの肩を掴み尋ねる
｢エレン、アイツは何処だ！Aはッ｣
エ｢それがっ…分からなくてッ……さっきまでそこに居たんですけどッ…｣
｢ッ……｣
エレンが指を差したのは
クソでけぇ巨人の足元だった
今にも飛びそうな意識をしっかりさせ泣きそうに謝ってきたエレンの髪を撫で振り返る
｢クソな状況だな…超大型巨人ってのよりデケェようだが…｣
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ありん(プロフ) - 最高な作品でした！！ありがとうございます！ (2019年9月9日 12時) (
レス) id: f5d5d6bebc (このIDを非表示/違反報告)
恵(プロフ) - ここ数日 これを帰ったら読める！…と仕事頑張れました！！最高です！もっと読みたかったぁ〜 (2017年8月31日 8時) (レス) id: f3b39a5866 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 笑えて泣けて、超感動しました！これからもがんばってください！！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 1f2de715ef (このIDを非表示/違反報告)
茉央 - 完結おめでとうございます！大好きなこの作品また何回も読みたいと思います笑もしあれば番外編など楽しみにしています！ (2016年8月20日 7時) (レス) id: 9c4c5631b2 (このIDを非表示/違反報告)
パラチョコ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品が本当に好きで何回も読んでいます笑 (2016年8月13日 1時) (レス) id: 62d6d38462 (このIDを非表示/違反報告)
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