第75話 ページ25
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目を覚ますと自分の部屋のベッドに寝転んでいた。
頭が痛い、気持ち悪い。
毛布に潜り込み無理やり目を閉じる
目を開けたら嫌な声を思い出しそうで、
目が覚めたら追い出されそうで、
何もかもが怖い
そんな時、コンコンとノックが聞こえ体が一瞬震える。返事をせずにそのままで居ると、扉が開き誰かの足音が近づいてきた
｢まだ寝てやがるのか…｣
その声を聞いて複雑な感情が湧いてくる。
安心するような気分が落ちるような
ガタンとすぐ側で聞こえ、
椅子に座ったのだろうか、ツンっと毛布がつつかれる
｢……書類が溜まってんじゃねぇか｣
｢ッ……｣
ごめんなさい…すぐやります。
だから、早く出て行って
｢…最近のお前は……｣
リヴァイは言葉を止めたが、
その先は何となく分かった。
役立たずだって言いたかったに決まってる
分かってる。分かってるよ。ごめんなさい
本当にごめんなさいッ
｢…A｣
｢…ッ……｣
｢…何を…溜め込んでるんだ…てめぇは｣
もう限界だった。彼の悲しそうな声を聞いて居られず、毛布を勢いよく退けながら起き上がる。
そして立ち上がろうとした時、目が合った
ダメだ…目を逸らせ。涙を見せるな
｢っ…A…！｣
｢来るなっ｣
毛布を思いっきりリヴァイの顔面に投げ、そのうちに部屋を飛び出る。廊下には部下達が集まって立ち話をしていた。
その為、何の騒ぎだと視線が一気に集まる
『A副兵長っ…どうなさいました？』
｢…っ……何でもな…｣
｢おい！！A！待て！｣
｢…チッ｣
こういう時に限って追いかけて、
しつこいんだからっ…
舌打ちをしてさっさと逃げる。
ザワザワと廊下もざわめきだす
それもそうか。
上司の2人が、険しい顔で鬼ごっこをしているのだから
｢てめぇ…！逃げんじゃねぇ！｣
｢来るなってっ…！｣
｢あ"あ"！？ふざけんなっ！｣
｢ふざけてない！！｣
｢なら止まれ！命令だっ｣
｢っ……拒否する！｣
｢チッ…｣
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ありん(プロフ) - 最高な作品でした！！ありがとうございます！ (2019年9月9日 12時) (
レス) id: f5d5d6bebc (このIDを非表示/違反報告)
恵(プロフ) - ここ数日 これを帰ったら読める！…と仕事頑張れました！！最高です！もっと読みたかったぁ〜 (2017年8月31日 8時) (レス) id: f3b39a5866 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 笑えて泣けて、超感動しました！これからもがんばってください！！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 1f2de715ef (このIDを非表示/違反報告)
茉央 - 完結おめでとうございます！大好きなこの作品また何回も読みたいと思います笑もしあれば番外編など楽しみにしています！ (2016年8月20日 7時) (レス) id: 9c4c5631b2 (このIDを非表示/違反報告)
パラチョコ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品が本当に好きで何回も読んでいます笑 (2016年8月13日 1時) (レス) id: 62d6d38462 (このIDを非表示/違反報告)
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