第52話 ページ2
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ヒ「エレン……あの時、私のことを普通の奴だって言ってくれて…嬉しかったよ」
「ッ！止めなさいっ！ヒストリアっ！！」
ヒ「…Aさんもありがとうございました」
「止めてッ…」
どれだけ暴れても睨みつけてもケニーは無表情で私を離そうとはしなかった
必死に届きもしない手を伸ばして2人の名前を呼ぶ。
だけどそれさえも無意味で、自分の無力に怒りを覚える
ダメだ…泣いてはダメ……ここは私が泣くところじゃない。弱っている場合じゃないっ
どうにかして止めないとっ
何とかして抜け出そうともがき続けるが、無意味に近くケニーは「諦めが悪いな」と鼻で笑う
鼻をもいでやろうかと思う程に今は怒り狂っている。そもそも私がこんな奴に手を貸さなかったら…
やめよう、反省は後だ。今は目の前のことだけ
すると、「どうした、ヒストリア…怖いか？」という声が聞こえふと顔を上げる
ヒストリアは注射器を握り腕に針を刺す寸前で固まっていた。そして「1つだけ聞いてもいい？」と父親に尋ねる
ヒ「どうして姉さんは戦わなかったの？」
するとケニーは舌打ちをし「なんだよ…」とぼやく。
「根性ねぇなヒストリア。さっさとなっちまえよ…この世界の支配者に」
「どういう事か説明して」
「見ていれば分かる」
「うるさい！話せっ」
「言えばお前は俺を殺してでも2人を止めに行く。俺は死にたくねぇし、お前に死なれちゃ困るからな…」
「は…？何を言って…」
その時だった。ガシャン！ドタン！という音が響き何事だと目で追うとヒストリアが父親を背負い投げして何故か怒り狂っていた
その側の床には粉々に割れた注射器…
え…？と唖然とその様子を眺める。
ケニーは面白そうに「ハハハッ！」と声を上げた
ヒ「何が神だ！都合のいい逃げ道作って都合よく人を扇動して！！もう…これ以上……私を殺してたまるかっ」
そしてヒストリアはエレンの元に駆け寄り、手錠や足錠も外していく。エレンも私も「は？」と唖然としていた
エ「はっ…オイッ！？」
ケ「ハハハッ！いいぞお前ら！おもしれぇ！！」
とりあえずは良かったと言っていいのだろうか。何とかして2人の巨人化は防げた？
そんな私の考えを見抜くようにケニーは「さぁ…まだ油断は出来ねぇぞ」とニヤリと笑った
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ありん(プロフ) - 最高な作品でした！！ありがとうございます！ (2019年9月9日 12時) (
レス) id: f5d5d6bebc (このIDを非表示/違反報告)
恵(プロフ) - ここ数日 これを帰ったら読める！…と仕事頑張れました！！最高です！もっと読みたかったぁ〜 (2017年8月31日 8時) (レス) id: f3b39a5866 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 笑えて泣けて、超感動しました！これからもがんばってください！！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 1f2de715ef (このIDを非表示/違反報告)
茉央 - 完結おめでとうございます！大好きなこの作品また何回も読みたいと思います笑もしあれば番外編など楽しみにしています！ (2016年8月20日 7時) (レス) id: 9c4c5631b2 (このIDを非表示/違反報告)
パラチョコ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品が本当に好きで何回も読んでいます笑 (2016年8月13日 1時) (レス) id: 62d6d38462 (このIDを非表示/違反報告)
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