第2話 ページ45
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ただ自然と口からこぼれたのは
｢これからも…お前が一番の相棒だ｣
Aは目を見開き、
少し笑みを浮かべてはムッと口を曲げる
｢恋人に相棒って…しかも名前じゃなくてお前はない｣
｢…あぁ悪い。A…ありがとう。Aが誰よりも大好きだ…愛してる｣
そう笑ってみればAは嬉しそうに｢私も｣と頷き、俺に一歩近づいた。そして俺の頬に手を当て、綺麗な俺が大好きな瞳で見つめては
｢最後に…我が儘を聞いてほしい｣
｢…なんだ｣
スッと頬に置かれた手は首、肩、そしてドクドクと鳴る左胸に移動した。そして俯いたAはポンッと俺の胸に顔を埋め
｢……生きて｣
そう一言呟いた
その一言を聞いた瞬間、言葉では上手く表せない感情が溢れ出てしまいAを力一杯抱き締める。彼女の肩に顔を埋め涙を必死に堪える
堪えているのを分かっているかのように
Aは背中を優しく撫でる
そして遠くでエルヴィンの声が聞こえた
ゆっくりと離れる。
離したくない、何処にも行くな、これからも俺の隣に居てほしい。そんな事を言ったら彼女はどんな表情でどんな言葉を言うのだろうか
きっと困らせてしまう。
いや、子供みたいと呆れるかもな
｢…じゃあね、リヴァイ｣
｢…あぁ｣
Aが振り返り背中を見せ、駆け足で離れていく。
その向こうではエルヴィンがいつもの笑顔で頷いた。まるで｢こっちは任せろ｣とでも言ってるかのように
その意思に応えるように
俺もしっかりと頷き、刃を抜いた。
＊
体のあちこちが痛い。今の俺はボロボロという言葉がお似合いだった。ふらつきながらも死体の中を歩き続ける
終わった、終わったぞ。エルヴィン…A…
そして見つけた死体。腹を投石で殺られ、
直視できないほど身が抉られていた。
目は半開きで即死だと分かった
死体を見た瞬間ガクッと力が抜け座り込む
ゆっくりとAの顔に手を添え、彼女の瞼を下ろす
顔を上げると空は青く雲は美しい程に白かった
お前が見たかった｢うみ｣もこんな色をしてるのだろうか。こんなにも、涙が止まらなくなりそうな程綺麗なのだろうか
1人で見ても、お前と見れなくても
心の底から｢見れて良かった｣と言えるだろうか
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はてな(?)(プロフ) - さぁさん» さぁさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなりごめんなさい。パスワードはsingeki25だったと思います。私も恋愛ヘッタクソなヘタレ野郎ですよ〜(;_;)こちらこそでございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年7月31日 20時) (
レス) id: 8d46541ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さぁ - ここでいいのかわからないんですが腹黒兵長の作品のパスワード教えていただきたいです！いつもニヤニヤしながら読ませてもらってます、元気もらえます！現実では恋愛ヘッタクソなので… いつもありがとうございます！！！！ (2017年12月8日 22時) (レス) id: e522f89f4c (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 久しぶりの更新、とっても嬉しいです！ありがとうございます(^^)はてなさんの兵長やっぱりツボです！最高です！これからもキュンキュンする作品楽しみにしています(^^) (2017年7月4日 17時) (レス) id: 97db8acba7 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 更新ありがとうございます！キュンキュンさせてもらいました(*^^*) (2016年1月5日 22時) (レス) id: 828520f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ルリア - はてなさん» 感動です！ (2015年11月20日 20時) (レス) id: 831d697a1d (このIDを非表示/違反報告)
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