二千年後を通して願い【現パロ】 ページ44
※こちらはネタバレ注意です。昔に書いたものなので原作沿いっぽいけど、そうではありません。暖かい目でご覧ください…。
リヴァイside
彼女はしっかりと頷いた。
迷いなくすぐに俺の目を見て。それが辛くもあり、かつて彼女に自身が教えた｢仕方の無い事｣だと思った
｢私はリヴァイの為に死ねるのなら本望。全ての死に意味を残せるのなら私は行こう｣
他の兵士の叫び声、クソでけぇ巨人が投げてくる投石が家々を潰す音が耳を塞ぎたくなる程に鳴り響く
エルヴィンは言った。
ここで死にたくないと、地下室へ行きたいと。だが、そうするには手段が無い。そう最後まで駄々をこね続ければ皆殺し間違いなしなのだ
そこで俺の出番だと言われた。俺一人があの獣の巨人を仕留める。エルヴィン率いる皆の命と俺一人の命を引き換えに
そうするしか今の現状を打破できる方法は皆無に近かった
｢先に…地獄で待ってろ｣
そう言ってみればエルヴィンとAは笑った
その笑顔も声も何もかもが最後だと思えば寂しく思えた。死んでいった仲間は言葉もなく別れた人が殆どだったのに、こうして別れの挨拶をするのも、これはこれで辛いものだ
｢リヴァイ｣
出撃の準備をしていると、愛しい人の声が聞こえた
振り返るといつも通りのAが立っていた
｢相変わらず余裕そうだな｣
｢…何も怖いことはないから｣
やっと想いが通じ合ったばかりだと言うのに、こうなると分かっていれば…そう考える度に彼女との思い出が鮮明に蘇る
｢あの時…｣
｢……？｣
｢俺はお前を救って…この残酷な世界で一緒に生きてほしいと言ったのは、Aにとって正しかったのか？｣
｢………｣
｢もしお前を見捨てたまま、これからもずっと兵士と地下暮らしの貧乏な女、関わることのない運命を覆さなかったら…｣
｢私は幸せだった。凄く｣
｢……｣
｢それでいいじゃない。リヴァイは…幸せじゃなかった？私と…出会わない方が良かった？｣
｢そんなこと絶対ねぇよ｣
お前と出会わない方が良かったことなんてあるわけがない。こんな世界でなければ、もっと幸せに暮らせたかもしれねぇのに…そう思うほどに、この世界が憎くてたまらなくなる
｢もうそろそろ行かないと…｣
｢……｣
そう言われても何も言葉が見つからない。今から俺の為に死ぬと分かっている奴にどんな言葉をかければ良いのか全く分からない
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はてな(?)(プロフ) - さぁさん» さぁさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなりごめんなさい。パスワードはsingeki25だったと思います。私も恋愛ヘッタクソなヘタレ野郎ですよ〜(;_;)こちらこそでございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年7月31日 20時) (
レス) id: 8d46541ae2 (このIDを非表示/違反報告)
さぁ - ここでいいのかわからないんですが腹黒兵長の作品のパスワード教えていただきたいです！いつもニヤニヤしながら読ませてもらってます、元気もらえます！現実では恋愛ヘッタクソなので… いつもありがとうございます！！！！ (2017年12月8日 22時) (レス) id: e522f89f4c (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 久しぶりの更新、とっても嬉しいです！ありがとうございます(^^)はてなさんの兵長やっぱりツボです！最高です！これからもキュンキュンする作品楽しみにしています(^^) (2017年7月4日 17時) (レス) id: 97db8acba7 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 更新ありがとうございます！キュンキュンさせてもらいました(*^^*) (2016年1月5日 22時) (レス) id: 828520f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ルリア - はてなさん» 感動です！ (2015年11月20日 20時) (レス) id: 831d697a1d (このIDを非表示/違反報告)
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