空席:第三者side ページ32
ポートマフィアの拠点の中でも最大の会議室。今此処で幹部会が開かれていた
席に着いているのは首領の森と、1つの空席を作った5大幹部
会議室の扉を開く音がした
森「入りなさい」
森が云うと、扉が開かれた
A「失礼します」
入ってきたのは、巫女服姿の少女だった
森「空いている席に座りなさい」
森が示したのは空席の幹部席。2週間前に失踪した太宰の席だった
巫女服の少女―A−は、示された席を見て一瞬顔をしかめたが、云われた通り、その席に座った
森「これで全員揃ったね
幹部の太宰君が疾走して既に2週間だ。いつまでも彼の席を空席にするわけにはいかない。そろそろ新しい幹部を決めなければ」
森は机上の紙片を弄りだした。いつしか森が筆を入れた『銀の託宣』と呼ばれる紙片だった
森「
森は不格好な紙飛行機と化した『銀の託宣』を宙に放った
紙飛行機は暫く宙をさまようと、Aの目の前の机上に着地した
森「君が今座っている太宰君の席。それの新しい主になる気はないかね?」
中「・・・・・」
尾「・・・・・」
森の言葉が何を意味するのか。そこにいる全員が察していた
A「・・・・・」
Aは目を閉じた
机上の『銀の託宣』の持ち主であった同僚の言葉が浮かんだ
≪幸せになれよ≫
Aは深呼吸をして、目を開いた
≪お前は既に佳い人間だから、心配いらないな≫
A「私は・・・・・」
59人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モネ(プロフ) - 私も続編見たいです!よければお願いします。 (2017年6月12日 0時) (レス) id: 57cb94f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
日ノ月 奏(プロフ) - 続編、見てみたいです。もしよければ、作って欲しいです! (2017年6月11日 21時) (レス) id: 38798ae39c (このIDを非表示/違反報告)
らいおん@蜜柑ニート - 続編見たいです!!出来れば作って頂きたい! (2017年2月19日 4時) (レス) id: 32d25253d2 (このIDを非表示/違反報告)
千夜(プロフ) - 僕も、続編出来れば作ってほしいです! (2017年1月7日 12時) (レス) id: fdb6de8cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 面白いです!続編、出来れば作って欲しいです! (2016年12月26日 16時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華吹紫亜 | 作成日時:2016年11月26日 14時