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「……よくできました」
綾辻先生の低い声が、私の鼓膜を震わす。
『！？…んっ……ふ…あっ…』
く、苦しい。
後頭部に手を回されて、まるで離さないとでも言っているような……でも酸素を求めて口を開けば、舌がねじこまれて深くされる。
うっすらと目を開ければ、妖しい光を灯した先生の瞳が私を捕らえる。やばい、目は開けない方が良かった…ッ！
つか何でこの人こんなにキス上手いんだ！？
ぷは、と口を離される。はあはあ、と空気を体に注入。
『ちょ、私任務中ですよ！？』
「いいんじゃないか？」
『いやよくないですよ！！』
「それよりお前。さっき違う事考えていただろう」
『それは……ぐぬ』
「集中しろ。一流エージェントとは言えんぞ」
『今は関係ないですけど』
ぷいっと顔を背ければ、ほっぺたをむにっと掴まれて、無理やり正面を向かされる。
何か無性に恥ずかしくて、視線を下げるけど、下から覗き込んでくるし、もう、なんなんだ、もう。
『そんな見ないでください』
「良いだろう、可愛いのだから」
珈琲を飲みながら平然と答える綾辻先生。てかえええ！？kkkkかわ！？んの！？
「ふ。俺は誰にでもこんな事はせんぞ」
『それは…』
「俺にも情があったとはな…」
『意味わからんです』
「分からんでも良い」
『何ですかそれ。私に接吻とかしておきながら』
「……癪に障ったか？」
『え？』
「嫌に…なったか」
綾辻先生の方を見れば、珍しく罰の悪そうな顔をしていた。私が視線を向ければ、すす…と目を逸らす。
『特一級危険異能者が何今更びびってるんですか。嬉しかったですよ、素直に』
「…何故だ」
『綾辻先生が心を開いてくれたんだなあって。良かったです』
「それだけか」
『……言わなきゃダメですか』
「俺が云う」
『…え、まじですか』
「好きだ」
面と向かって云われると、恥ずかしいなあ…笑
「云う順番が違ったな…悪かった」
『私も、好きですから』
「…フン」
『こんなん、アリですかね？』
「さあな。坂口君には怒られるだろうが」
『怒られるどころかクビになるかもしれませんけどね』
「嫌なら今云っとけ」
『覚悟してますから☆』
「そういう処……否、何でもない」
『え〜っ、何ですかあ？』
「煩い」
『むふ』
こういう恋、アリですか？
.
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沙月(プロフ) - 佐伯先輩がいたら腐女子で会話したい((なんか、辻村さんおっとりしてない？綾辻先生かっこよすぎん？もう、好きです。 (2019年7月21日 0時) (
レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
ふうゆず - とっても面白かったです！はぁ…僕も小説欲しいな…うううううううう (2019年5月3日 16時) (レス) id: 77992ccb5c (このIDを非表示/違反報告)
さそりんご - 赤珠（元 チョコうさ。）さん» ありがとうございまあああああす！！完結しちゃいましたけど、また文スト書いたら読んでくれると嬉しいですo(*⌒―⌒*)o (2018年8月29日 0時) (レス) id: 99a0ba4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（元 チョコうさ。）(プロフ) - 面白かったでえええええす！！！！！！ (2018年3月28日 21時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
さそりんご@さきいか - 謎さんさん» どぅおわあああ！！！ありがとうございます！！ハッピーエンドです笑 バッドエンドでもよかったんですが、やっぱり幸せになってほしいんでww はい！また作るつもりですので、その時は是非。。。´_ゝ` (2018年3月23日 15時) (レス) id: 62ceed44b7 (このIDを非表示/違反報告)
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