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omi said
目が覚めたら腕の中にAがいなくて
焦って飛び起きた
昨日…笑っちゃうぐらい
1度目の俺はAの身体の熱さに
呆気なく果てちゃって
だけど昂る気持ちは収まることなく
身体で言葉で愛を伝え続けた
リビングのドアを開けると
ソファーにいるAは
何かを見てるみたいで
きっとマリアの手紙だろう
なんて書いてあるかなんてわからない
だけど向き合う気持ちになったんだろうと
壁にもたれてそっと見守った
泣いてるAをもちろん
すぐに抱きしめたいけど
今はマリアと…マリアの気持ちと
2人きりにさせてやりたい
マリアのパパに
俺も隆二も手紙を渡された
マリアは妬いちゃうぐらい誰より
Aの事をわかってた
マリアは『臣も隆二もきっと
私の事を知る事になると思う！』
そうパパに言って手紙を託したぐらいだから
俺はもちろん直ぐに手紙を読んだ
そこには俺と…ちがうな
Aの幸せを願った事が沢山
書いてあったんだから
Aにも隆二にもきっとその事が
書いてあると思う
だけど強制じゃなく
自らマリアの手紙を読む気持ちに
なって欲しかった
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作者名：miniminimana
| 作成日時：2021年9月6日 11時
