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A「タクシーついたからもう行くね」
熱くなった俺が我慢できるわけなくて
そのせいでバタバタバタと行こうとする
「なんかねえの？暫く会えねえのに」
A「だから余裕持ってアラーム
したのに？臣が朝からするから！」
「ごめん。指輪つけてくんねえの？」
ガサガサとバックから出してきたのは
Cartierの指輪じゃなくて
ネックレスに通してあるあの時の
ピンキーリング
A「本当はずっとしてるよ」
「いや…そっち？」
A「もう時間ないってば！」
思わず抱きしめたら怒ってんのか？笑
「絶対連絡するから無視すんなよ
すげえ好き」
名残り惜しく唇を合わせれば
最速するようにAの携帯が
それを引き離した
バタンとドアが閉まると
寂しさと……
あのピンキーリングのせいで
二度目の仕事を下ろされたって言ったのに
大事につけてるとかさ…
期待しちゃうじゃん
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作者名：miniminimana
| 作成日時：2021年8月25日 23時
