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幸福な旋律 3 ページ11

女性「あ、いえ!
お兄さんとてもイケメンですね〜」









甲斐 石倉 「言ってる場合かよっ!!」








武智「ははは」









友美「もう、真面目に探そうよ…」









そんな時、あたし達の後ろのピアノがいきなりポロンと音を奏でた。









「「きゃーー!!!」」









悲鳴をあげて全員が身を寄せて抱き合った。









石倉「い、今の音…なんだよ?」








武智「き、気のせいなんじゃないかな?」








瀬尾「いや、確かにピアノの音がしたよな」








えみな「こ、怖い〜…」








全員の顔がサッと青ざめた。
みんなより一層抱き寄せる力が強くなった。









甲斐「つうか、早く見つけねぇとやべぇだろ!」







A「そうだった」









みんなは怖がりながらも恐る恐る部屋中を捜索した。
その時、瀬尾君が大きく声を上げた。









瀬尾「なぁ、これ!
違うかな?」








みんなが瀬尾君に駆け寄った。









女性「間違いないです!
これです!」









武智「良かった〜!
さ、早くしないと間に合わなくなりますよ!」









甲斐「あ!待てよ!
会場までの帰り方だけ聞かねーと」









女性「本当にありがとうございました!
このままこの部屋の横の階段を上がると会場の入り口に着きますので!」









女性は頭を下げて走って行った。










凜「じゃあ、あたし達も早く戻らないと!」








みんな慌てて階段を駆け上がり、会場の入り口に辿り着いた。
何とか開演時間に間に合ったみたいだ。










武智「さっ、みんな座って」









暗い会場内、一番上の空いている場所に全員並んで静かに座った。









石倉「あ、さっきの」









石倉がステージに指差して小声で呟いた。
そこには確かに先程の女性がちゃんとバイオリンを持ってステージにいた。









瀬尾「良かったな」









里見「やっぱちゃんとプロって感じだな」









みんなはにこにこと満足した表情でその美しい音楽を聴いていた。

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chelly04(プロフ) - ユナさん» そんな風に言って頂き、とてもとても嬉しいです( ; ; )ステキなコメント本当にありがとうございます! (2019年9月24日 23時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - ブッキー、カッコいいですね!私この小説好きです!これからも更新頑張ってくださいね!応援してます!(* ´ ▽ ` *) (2019年8月9日 20時) (レス) id: 5df833b6c1 (このIDを非表示/違反報告)
chelly04(プロフ) - 魅夢さん» コメントありがとうございます!そんな風に言って頂き嬉しいです!先生、甲斐くんと絡んで書いてますが、最終的にくっつく方向にしようかそのままかまだ迷ってますー(;▽;)笑 (2019年4月7日 15時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
魅夢(プロフ) - 更新お疲れ様です!柊先生とヒロインの話をいつもドキドキしながら読ませていただいてます!早く二人にくっついてほしいな〜と思ってます(笑) (2019年4月6日 1時) (レス) id: c882c7a21a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chelly04 | 作成日時:2019年3月29日 3時

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