背中越しの 2 ページ24
立ち上がり、足に力を入れるとまた痛みが走った。
先程よりも痛みが強くなってきた。
甲斐「A？
お前転んだの？」
男子の中から心配そうな顔した隼人が一人、前に出てきた。
A「うん…。
ちょっとね」
すると、いきなり隼人があたしの目の前に背を向けてしゃがみ、後ろに手を差し出した。
甲斐「ほら、保健室までおぶってやるよ…」
A「え？
そんな、いいよ！」
あたしは隼人に向かって手を振った。
坪井「そうだな、甲斐に運んでもらえ」
宇佐美「ほら、怪我人は大人しく頼りな」
みんながあたしの背中を押した。
あたしは仕方なく、隼人に運んでもらうことにした。
甲斐「じゃ、行くぞ」
そっと隼人の肩に両手を乗せた。
あたしは隼人の後ろ姿をじっと見つめてみた。
なんか、隼人って意外と背中大きいんだ。
今まで別にそんな風に気にしたことなかったけど。
たくましい広い背中だと思った。
ちゃんと男の子なんだなぁ…。
そんな隼人の後ろ姿をみて、ちょっと悪戯をしてみたくなった。
A「ねぇ、脇くすぐってみてもいい？」
甲斐「おい、落とすぞ」
A「あはは、冗談だよ」
あたしはそっと隼人の背中に頭を預けた。
隼人の温かさが伝わる。
A「なんか寝そう…」
甲斐「子供じゃねぇんだから。
…ったく、怪我した割に元気だな」
そんな心地よさにあたしはこのまま保健室に着かなくてもいいのに何て思ってしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
最近甲斐君にフォーカスを当てていたら甲斐君愛に溢れてきました。笑
ですが、柊先生のお話も徐々に上げさせて頂きます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chelly04(プロフ) - みーさん» かしこまりました！お時間頂くかもしれませんが、お話書かせて頂きますね！ (2019年3月28日 23時) (
レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 夢主ちゃんと柊先生の間に子供が出来るのが見たいです!!!!! (2019年3月23日 20時) (レス) id: dea39d2cd3 (このIDを非表示/違反報告)
chelly04(プロフ) - 3aさん» かしこまりました！移行後、お時間頂くかもしれませんがお話書かせて頂きますね！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
chelly04(プロフ) - あんず飴さん» 確かにレアでしたね！笑かしこまりました！甘めなお話は苦戦しているのですが、出来る限りの物になるかもしれませんが移行後、お時間頂き書かせて頂きますね！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: d1ee8d6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
3a - リクエストなんですけど、律が親戚に赤ちゃんを頼まれて学校に連れていくお話がみてみたいです。お願いします！ (2019年3月22日 6時) (レス) id: ad52702071 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chelly04 | 作成日時：2019年2月16日 22時
