なんだかんだ、君だけ《３》

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店長「Aちゃん、ちょっと」




「はい！」




玉「あ、俺行きます！」




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私より先に店長の元に走って行く玉ちゃん


……ん？

最近の玉ちゃん、どうしたんだろう



バイト再開してから何回かシフトがかぶることがあったけど、ずっとこんな調子だった


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レジを教えて貰う場面でも……





店長「まだレジ教えてなかったよね、Aちゃん」




「そうですね。 お願いします！」




玉「だぁーー。 俺が教えたいです」




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なぜか教えたいって言って聞かなくて

レジが好きすぎて困ってた、なんて言ってた玉ちゃん


今までそんなこと言うイメージなかったから、急な変わりように状況を理解できない私



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その後も……




店長「Aちゃん」



「はい」



玉「ちょーー、待って」




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店長に呼ばれた時も止められて

軽く腕引かれちゃったし




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店長「Aちゃん」




玉「はい！ なんすか？」




店長「いや、玉森くん。 違うって。 Aちゃんって言ったんだけど(笑)」




玉「俺がAです。 んふふふ」




「待って、違うでしょ(笑)」



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挙句の果てには

店長が私の名前を呼ぶと玉ちゃんが返事するようになっていたバイト終わり


……本当どうしちゃったんだろう、玉ちゃん




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