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093★ ページ43

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〜Taisuke Side〜




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太「……本気だから。 俺の気持ち」




A「太ちゃん……」




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観覧車で言った



"好き"

"俺と付き合いませんか?"っていうセリフ



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遊びで言ったわけじゃないって事を伝えたくて


懐かしの公園にAを連れてきた



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あの頃とほとんど何も変わらない公園なのに



大人になったからかな?

違った風景に思える



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Aと会わない間の1週間


これからどうしようってずっと考えてて



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LINEで言うよりやっぱ直接が良いかな、とか


Aも気になってるだろうからすぐにでも呼び出して言おうかな……とか





……でも"本気"っていう気持ちを伝えるには

この場所しかないって思ったんだ



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太「Aは? 好き? 俺の事」




A「うん、もちろん!」




太「じゃあさ。 今更なんだけど観覧車でAが最後言った言葉って何? バタバタしててちゃんと聞き取れなかったんだよね」




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……なんて嘘だけど(笑)



両思いって思うと嬉しくて

同時にちょっと意地悪したくなっちゃった



俺こういう所あるんだよね……

あはは、許してくれる?(笑)



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A「……"太ちゃん付き合いたいよ、もちろん"だったかな? 確か」



太「えー、もちろんばっかじゃーん。 もちろんって言えば許されると思ってんの?(笑)」




A「違っ……! 太ちゃんが好きなんだもん。 ホントだよ?」




太「……本当?」




A「本当!!」



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焦ったように眼力を強めて俺を見つめるA




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太「……よし、合格」




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風に揺れるAの前髪を直すように撫でると

微笑んだ瞳と目が合って




ほっぺにチュッと触れるようなキスをしたら

一瞬にして赤らんで恥ずかしがるA



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……待たせてごめんな?


1度振ったのに

ずっと変わらずに好きでいてくれてありがとう



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好きだよ、A





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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年10月12日 12時

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