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092☆ ページ42

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太「めっちゃ懐かしない? この砂場」




A「本当だ! 変わってない!」




太「うん。 ここで一緒に砂のケーキ作ったの覚えてる?」




A「作った! ちょうどケーキ型の器があったんだよね」




太「そうそう! ……あ、もしかしてこれじゃない? めっちゃ年季入ってるけど(笑)」




A「え! まだあったんだ!」



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みっくんの誕生日から1週間後の月曜日

嬉しい事に祝日だから学校は休み



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今日は太ちゃんの家でスイートポテトを作って

その後、車に乗せて貰って昔遊んでいた公園に来た



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今日は青い空にかかる雲が多くて

いつもより強い風靡く髪を直しながら


あたり一面を見渡した



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記憶の中と変わらない




広い砂場、うんてい、

2つ並んだブランコ、木でできた滑り台



使用禁止の張り紙付きのジャングルジム以外はあの頃のままだったけど、

物の大きさが小さい時の感覚と違うから全てが小さく感じた


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この公園で太ちゃんと砂のケーキ作ったり、地面に絵を描いて遊んだ



懐かしいな……



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太「なぁ、A。 ここ座って? 大事な話あるんだ」



A「どうしたの? 太ちゃん」



太「この間の続き……しよっか」



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言われるままに太ちゃんが座っているベンチの空いている隣に座った



表情と声のトーン、雰囲気から

"この間"というフレーズが一体何を指しているのかすぐに分かって

緊張感が高まっていく


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遊園地デートの後は



太ちゃんが車で皆の事を送ってくれたから

2人っきりになる事がなくて



だからそれ以来、観覧車で太ちゃんに"付き合いたい"って言った続きは聞いてない



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ずっと気になってたし


今も気になるけど……自分からその事について触れる事ができなかったんだ



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太「観覧車の中で質問し合うっていうゲーム感覚で遊んでたじゃん? 俺ら」




A「うん」




太「だから、勘違いさせちゃったらごめんって思って」




A「え? どういう事?」




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それはどっちの意味だろうって期待と不安でいっぱいになった




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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年10月12日 12時

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