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〜Yuta Side〜
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太「ちょっとさ。 報告なんだけど……Aと遊園地行くことになった」
玉「はへ? お2人で?」
太「ううん、北山と里奈ちゃんも入れて4人で」
玉「……あらぁ、良いんじゃない? Aちゃんは喜んでくれた?」
太「うん。 楽しみ、だってさ」
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運転中のガヤの横顔を見ると
暗くても嬉しそうに微笑んでいるのがわかるくらい声もイキイキとしていた
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……ほら、やっぱり
Aちゃんの話する時のガヤって変わってきてるよね
もうね
好きオーラってやつ?がすげえ溢れてんの
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でも肝心なのは
果たして本人は気付いているのだろうか……って所なんだけど
……その心配はいらなかったみたいで
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太「俺、やっぱ……Aが好きだわ」
玉「……うん、そうだよね」
太「玉には色々当たっちゃってごめんな。 この間の喧嘩?の事、ちゃんと謝ってなかったから……ごめんなさい」
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真面目なトーンで謝るガヤ
こんな風に謝られる事って、なかなかないから
胸がこちょこちょされてるみたいに
くすぐったくなった
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玉「Aちゃんにワンピース買ってあげただけでキレられるって俺マジ、どうしようかと思ったぜ(笑)」
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ぶっちゃけ、あの時めっちゃビビったもん
あれ、さっきまでガヤ笑ってたのにどこ行った?……って(笑)
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太「ほんとにね、ごめんとしか言いようがない(笑)」
玉「もういいよ。 あれは喧嘩じゃないから。 ガヤとは喧嘩しないよ、今後何があっても」
太「……玉……ありがとう」
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今、こうやって振り返ってみて
笑えるネタならそれで良くない?
今回の事に限らず悲しい事とか恥ずかしい事とかイラッとした事とか
そういう"ネガティブな感情"でも後でいつか笑える時が来るって思ってるから
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……だから
ガヤがAちゃんの事好きって自覚したとしても
そのうち2人がくっついても
俺は大丈夫……大丈夫だから
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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年10月12日 12時