美容師の太ちゃん☆ 【２】

072☆ ページ22

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宮「里奈ちゃん、今日はどんな感じにする？」




里「ショートにしたい気分です！」




宮「おお！ イメチェンですか、ふふふ。 そうなるとけっこう切るけど良い？」




里「はい！ バッサリお願いします！」




宮「はーい！」



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Toxxxicに着くと『いらっしゃいませ』って明るく迎えてくれて

千賀さんがお休みでいない事以外で変わっていた事はいつも以上に混んでいるという事



きっとコンテストの影響かな？って思った

だってランクインした太ちゃんと玉森さんがいるんだもん



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待合室で雑誌を読んだりして待ってるお客さんも何名かいらっしゃって


20分くらい待ってから宮田さんが里奈を呼びに来てくれた



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この間もここで里奈の事を待っていた時はちょうど手が空いていたらしい玉森さんが隣に来てくれたけど

今の玉森さんは若い男性のカットに入っていて忙しそうだった




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見つめすぎてしまったのか鏡越しに目が合うとユラユラと手を振ってくれた玉森さん


今日も髪型はキマってるし、服もオシャレだし

控えめに微笑む顔も可愛らしいし



なんか……アイドルからファンサービスを貰った時みたいな気分になってしまった



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太「……今の何？ 俺の事は見てくれないの？ A」




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拗ねたような太ちゃんの声がして


あれ、幻？って思ったけど視線を上げると太ちゃんが目の前に立っていた



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