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〜Taisuke Side〜
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A「太ちゃん……」
太「ん?」
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すぐ隣に座っているAに目を合わせると
相変わらず目はトロンとしていて
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"太ちゃん、ちょうだい"と言ってくれたら今度こそちゃんとあげるつもりだった
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A「……好き。 大好きぃ〜」
太「……え?」
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ふにゃふにゃそう言ったかと思うと
そのままコトンと俺の肩に頭を下ろした
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玉「……!」
千「え! 今……」
宮「告っちゃった……!?」
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……やべっ
二力は寝てるけど
玉と千賀と宮田にはバッチリ聞かれていた
そんなのお構いなしに甘ったる声を出すA
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A「太ちゃん、ちゅーしよ」
太「……A?」
A「私じゃダメかな?」
太「……」
A「もっと綺麗になって、大人っぽくなって太ちゃんに似合う人になるから……」
太「……A。 その事なんだけど、」
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玉「……Aちゃん、ストップ。 はい、俺の手掴んで。 立てる?」
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Aが話しているのを遮るように
近付いて来た玉はそのままAに手を差し出した
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A「……わっ」
……案の定、立ち上がろうとするとフラフラなA
何のお酒飲んだのか分からないし、未成年というのもあるけど
かなりお酒弱い体なんじゃないかな
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玉「……よっと。 ちゃんと掴まってね」
簡単に軽々とAをおんぶした玉は
男らしくてかっこよくて
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玉「皆、ごめん。 先帰るわ。 Aちゃんをお届けしなきゃね」
宮「玉、 かっこよ! 転ばないようにね」
千「間違って玉の家にお持ち帰りすんなよ?」
玉「そう言われると間違っちゃうかも(笑)」
太「あ、場所わかんないよね。 俺が代わろうか?」
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玉「大丈夫、家知ってるから」
太「……そっか。 じゃあよろしくな」
玉「ん。 じゃまた」
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……ふーん、そっか
家知ってるのか……って何で知ってんの?
それにおんぶして帰るって……
確かに玉はジムに通ってたり体力あるから
Aの安全を考えると俺が運ぶより良いはず
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……なのに胸がザワザワするのはなぜだろう
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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年9月12日 20時