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033☆ ページ33

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"可愛いし、俺もちょうど彼女もいなかったから付き合おうかなって"




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玉森さんの口から出た言葉はとても悲しいものだった



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私はまだ彼氏なんていた事もないから偉そうな事言えない立場だけど




もし、告白した女の子が本気で玉森さんの事を好きだとして



こんな軽い気持ちで付き合ってたなんて知ったら……悲しいだろうなって思った




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それに、それだけじゃなくて同時に

太ちゃんに振られた時の事を思い出した





太ちゃんは"軽い気持ちで付き合えない"って言ってくれたけど

それってきっと、こういう事だよね



あの時は自分の気持ちばかり考えていた私

今初めて太ちゃんの言っている意味を理解した




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A「生意気なのはわかってるんですけど……っ、干渉したくなるほど玉森さんの事が好きだったんだと思いますよ、多分」




玉「……」





A「だから……っ、中途半端な気持ちで付き合うんだったら……付き合わない方がマシだと思います、彼女さんにとっては……」




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一気に喋ると酸欠になって

こんなに頭がクラクラするんだ



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太ちゃんに振られてから

抑えていた分の涙が今流れている感じ




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玉森さんより10歳以上も下の私がこんな事言うなんて

生意気なのはわかってる




"関係ないでしょ"って言われればその通り

イラッとして叩かれても責められない



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……でも

ほんの少しでも良いから




彼女さんの気持ちを考えて欲しくて、

次付き合う人には本気の気持ちで向かって欲しいくて言ってしまった




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玉「Aちゃん」



A「はい」



玉「……ねぇ、殴って良い?」




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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年9月12日 20時

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