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〜Taisuke Side〜
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太「…………ごめん」
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沈黙の中
何を言おうか迷って、迷って
こんな時に気が利いた言葉が出れば良いんだけど
結局どれも傷付けそうな気がして
"ごめん"が精一杯だった
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A「まぁ、そうだよね。 振られる覚悟で言っただけだから今の忘れて？(笑)」
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Aは明るく笑っていたけど
どこかぎこちない笑顔に胸が痛くなった
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太「……忘れないよ、忘れるわけない」
A「え？」
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太「Aが勇気を振り絞って言ってくれたってわかるからさ。 正直、俺も辛いんだ……」
A「……太ちゃん」
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太「好きって気持ち、ありがとう。 嬉しかった。 Aは俺にとって、本当の妹みたいな……それ以上に大事な存在だよ」
A「……」
太「でも今は仕事が大事だし、中途半端な気持ちでAとは付き合えないんだ。 ごめん」
A「……うん、わかった！ 振ってくれてなんかスッキリしたかも。 これからも太ちゃんの妹としてお店に行くから相手してね！」
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太「もちろん！ いつでも待ってる」
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ごめんな、A
好きになってくれて……ありがとう
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作者名：しょーみつしょ。
| 作成日時：2018年9月12日 20時
