024☆ ページ24
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太ちゃんの住んでいるマンションに着いた
難なく駐車場に停める太ちゃん
……かっこいい
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太「さぁ、どうぞ」
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助手席のドアを開けてエスコートまでしてくれて
なんだか本当にお姫様になった気分
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太「……あ、Aごめん！」
A「ん？ どうしたの？」
太「運転と会話に夢中で、Aの服ちゃんと見てなかった。 ごめんね」
A「そんな……！ 全然気にしてないよ」
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車から降りて立つと
突然そんな事を言い出した、太ちゃん
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太「そのワンピース可愛い。 俺ね、こう見えてワンピース着てる子、好きなの(笑)」
A「……本当？！ 良かった！」
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太ちゃん……！
そんな勘違いしそうなセリフ簡単に言っちゃダメだよ
何とも思ってないように反応するのけっこう大変なんだって！
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加速した心臓が治まらないまま部屋に入ると
太ちゃんが言っていた通り、物は少なく
カーペットとか棚とかソファーとか、
だいたい黒の物で統一されていた
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これが男の人の部屋か〜！
兄弟はいないし、
今まで彼氏なんていたこともない私にとって
男の人の部屋に入るのは初めてだった
なんか今更だけど緊張するなぁ……
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そして噂のティーカッププードルが部屋の隅に寝ていた
小さくて茶色くてフワフワで可愛いな
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太「材料はもう買ってたんだ」
A「お！ さすが太ちゃん！」
太「だろ？(笑) えっと、さつまいもとバターと……ってあれ？」
A「どうかした？」
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太「やべっ！ さつまいも忘れてた！(笑)」
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え！
太ちゃん！？(笑)
まさかのハプニングに
2人で顔を見合わせて笑った
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仕事中はプロだからそんな所一切見せない完璧な太ちゃんだけど
普段の太ちゃんって
多分、いや絶対天然入ってるよ(笑)
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作者名：しょーみつしょ。
| 作成日時：2018年9月12日 20時
