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〜Taisuke Side〜
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A「今日って太ちゃんが担当だったよね？」
太「そうだよ。 ちゃんと楽しみにしてた？」
A「えっ。 どうかな？(笑)」
太「えー、俺は楽しみにしてたのに」
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冗談混じりにそう聞くと
戸惑って一瞬固まるA(笑)
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A「私も楽しみだったよ。 ……でも今は違う」
太「え？？」
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えー、なに、なに！？
俺、ガチで嫌われちゃった！？
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A「実習最終日って思うと……すごい寂しい」
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真っ直ぐ、俺の目を見て言われ
思わずドキッとしてしまった
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だってさ……
セットした俺が言うのもなんだけど
今のA、すげえ可愛いの
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巻き髪にするだけで大人っぽく、
メイクでこんなにも色っぽくなって
いつもの清楚な高校生から
こうやって大人の女性になるんだなって思った
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しかも
俺の目線からは上目遣いになるAの顔が
メイクしてるせいもあって
誘ってるかのよう……って！
俺、何考えてんだ？！
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寂しいって、俺に会いに来てる目的でもないし
相手は高校生なのに
やばい……
全国のシスコンの男子の気持ちがわかるわ
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太「じゃあさ、いつでもToxxxicに遊びにおいでよ」
A「え？ いつでも？」
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太「うん。 楽しい事があった時、悲しい事があった時、いつでも来ていいよ。 みんなAの事待ってるから」
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A「太ちゃん……」
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そう、
俺はAにとってのお兄ちゃんみたいな
気軽に会える親戚みたいな
そんな関係でありたい
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作者名：しょーみつしょ。
| 作成日時：2018年9月12日 20時
