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044*° ページ4

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A「それって……裕太が恋愛として私のこと好きってこと?」





裕「うん」




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自分で言って恥ずかしい質問に

なんの迷いもなく即答する裕太




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A「……ないでしょ、そんなこと(笑) もし好きなら恋愛授業なんかやってないって」




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私を見る目があまりにまっすぐな視線で





一瞬、ほんの一瞬

もしかして本気なのかもしれないって思った





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でも、恋愛授業で今だってこうして北山先輩に告白する練習までしてくれて……



そんな裕太が私のこと好きなんてことありえないよっ








いくらさっきの告白がドキドキしたって言っても


あれはただ、お手本を見せてくれただけだから





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裕「……まぁそうだよね。 バレちゃったかー(笑)」






A「バレるよ、そりゃあ(笑)」




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「信じて焦ってるA見れると思ったんだけどな〜」って裕太は笑ってて

やっぱりさっきのは冗談だったんだと思えた



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裕「……そーだ。 さっきのキーホルダー出して」






A「……?」






裕「俺のと交換しない?」





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裕太がポケットから出したのは

ピンク色のモモンガのキーホルダー





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裕「Aがこの色にしないから俺が選んで交換するつもりだったんだ」






A「でも裕太、恋してるからこの色にしたんじゃ……」





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そう言えば

高校に入学して、中学ぶりに裕太と話した日に好きな人がいるようなこと言ってた気がする……




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裕「恋はしてる……中学からずっとその子に」






A「そうなんだ……! どんな子?」




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中学からってことは私が知ってる人かな?

裕太の好きな人って誰なんだろ……気になる



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裕「ん〜……すっごい鈍感な子」






A「えっ、それだけ?(笑)」





裕「俺の話はいーの。 とりあえずAはBBQの日ちゃんと想い伝えること。 俺が付いてるから大丈夫!」





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真剣にそう言った裕太の言葉は重みがあって



こんなに応援してくれるからちゃんと想いを伝えなきゃと思った




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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年8月12日 18時

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