053*° ページ13
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A「ん〜! 美味しいっ。 夏だー!」
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いつもかき氷と言えばイチゴ味かレモン味かで悩んでたけど
今日は咄嗟に選んだレモン味
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裕「うま〜。 やっぱかき氷はブルーハワイ♪」
A「裕太! そんなに一気に入れたら……」
裕「わああ〜……!!! いっててててて」
A「ほら〜! ゆっくり食べないと痛くなっちゃうよ」
裕「まじ痛いっ(涙)」
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口いっぱいに頬張ったせいでだいぶキーンときた様子
頭を抑えてちょっと涙目の裕太はなんだか子供みたい
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宮「でもかき氷ってキーンってする感じがまたいいよね、夏の風物詩ってやつですよ」
待機中だった宮田くんはいつ間にか美味しそうなフランクフルトを片手に持っていた
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裕「食ってないやつが偉そうに言うなよ」
宮「へへ、だって俺にはこのフランクフルトがあるも〜〜ん」
裕「ムカつくな。 さっきの俺のキーンとした感じをそのまま宮田に味わせてやりたい(笑)」
宮「まぁぶっちゃけ、ここまで言ったら俺もキーンって来たい感はあるよね(笑)」
裕「まじ? じゃあ……」
宮「ってことでAちゃん、俺にもひと口ちょーだい!」
裕「……は?」
A「……え?」
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いやいや!おかしい!なぜ?!
この流れで私に振ってくるのかい?宮田くん
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きっとノリなんだろうと「そこは裕太のでしょ?(笑)」と笑って返すと
宮「えー、タマは俺と間接キス嫌だってー。 前ガチで嫌がられたもん。 あれはけっこうショックでかかったよ?! だからAちゃん、お願い♡」
A「……ほ、本気で言ってる?!」
宮「うん、だって俺ら普通に友達でしょ? あ、なんなら俺のフランクフルトも一口あげ……」
A「それはけっこうです!!」
もはやノリなのか本気なのか分からない雰囲気になってきた
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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2018年8月12日 18時