028*° ページ28
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夜
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昼間はずっと練習に明け暮れ、
さっき旅館の夕飯を部屋で済ませた
他の高校も来ているから今はお風呂の時間待ち
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同じ部屋であるマネージャーの先輩2人はスマホをいじったりのんびり過ごし中
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そういえば、自動販売機が一階にしかないらしく
喉が渇いた私はぶらーっと、一階のロビーでも行ってみようかなって
階段を降りることにした
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そしたら
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北「……」
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偶然そこにいたのは……北山先輩だった
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なんでこんな時間に?
一人で何してるんだろう?
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なんて、私が北山先輩に気付かれたら同じことを思われそうだ
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話しかけようか一瞬迷ったけど、
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宏「……はぁ……」
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小さなため息が聞こえて来て
北山先輩の後ろ姿もなんだか元気がないことに気が付いた
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……これって
何もなかったかのように部屋に戻った方が良いのかな……
そう思って歩き出そうとした時
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♪〜 ピコンッ
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A「……!!」
ポケットに入れておいたスマホのLINEの通知音が鳴ってしまった
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なんでこんな時に……!!
気付かれちゃうじゃん!!
せめてマナーモードにしておけば良かった!!
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恐る恐る北山先輩の方をみると
案の定、私の方を振り向いていた
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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時