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020*° ページ20

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その後は






ガラス張りになっているラッコのショーで




ラッコがくるくる回ったり




飼育員さんとボールで遊んだりしているパフォーマンスを4人で見た



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藤ヶ谷先輩と茉美はその間も手を繋いでいて





ラッコに歓声が上がるたび







茉「すごいね〜!」





藤「だなっ笑」







目を合わせて笑いあっていて完全に2人の世界






そういうの仲が良くていいなぁ思う




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隣にいる裕太をチラッと見ると





笑顔でラッコを見ていて






裕「わぁっ、こっち近づいて来たぁ! ラッコさんめっちゃ可愛い〜」






なんてラッコにメロメロな様子だった



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裕太が楽しそうにしてるの見ると





なんだか私も嬉しくなって




もう一度ショーの方に視線を移すと



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裕「ねぇ、A……」




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いきなり腕を掴まれて顔を上げると




さっきまでラッコに夢中だったはずの裕太が




柔らかい表情で私と目を合わせていた



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人が多いせいか顔の距離も近くて





一瞬、ドキッとしてしまう



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そんな小さな鼓動を隠しながら





ん?、とだけ言うと



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裕「このまま2人っきりになっちゃおっか」





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A「えっ? ラッコのショーまだ終わってないよ?」






裕「ん〜、だいたい見れたしいいかな。 それにアレ見てよ」




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裕太の目線の先には





当然だけど、私と裕太より距離が近い藤ヶ谷先輩と茉美の姿



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裕「なんか邪魔しちゃ悪いし。 あとで戻るってことでさ、少し2人にも2人になってもらおうよ」






A「あ、それもそうだね!」






裕「じゃあ決まり〜。 俺がガヤにLINEしとくわ」





A「うん、よろしく」



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進みながら






『ん〜? ……2人にも2人? 2人が2人? あれっ、どっちだ?』





自分で言った言葉にハテナを浮かべながら




気にしている様子の裕太がなんだか可愛かった笑



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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時

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