014*° ページ14
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次の日
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茉「えっ、私になんの相談もなくサッカー部のマネージャーになったのっ? 友達だと思ってたのにーひどーい笑」
A「ちょっと! 大袈裟だってば!笑 しかも棒読みだし笑」
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駅のホームで電車を来るのを
中学からずっと同じクラスの茉美と一緒に待っていた
茉美は
裕太と仲が良い、宮田くんのいとこなんだ
見た目も性格も全く似てる要素はないんだけどね笑
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茉美とは仲良しで、私が北山先輩のこと好きなこと茉美には教えてるけど
裕太との恋愛授業のことは言っていいのかよく分からなくて黙っていると
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茉「そういえば、玉ちゃんが恋愛授業してくれることになったんでしょ?笑」
A「えっ? なんで知ってるのっ?!」
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まさかの知ってるという展開に
目が飛び出そうなくらいの勢いで驚いた
……あっ、でも思い返せば茉美は中学の時から裕太のことを"玉ちゃん"と呼んでいたし
やっぱり宮田くんのいとこだけあって仲良いもんなぁ
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茉「俊哉から聞いてそれを昨日LINEで玉ちゃんに問い詰めたの。 中学はほとんど頑張ってなかったから高校入ってそろそろ焦ってるんだなって……」
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ん?
頑張ってなかった……?
焦ってる……?
一体何のことを言ってるんだろう
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それを聞くよりも先に
話していた茉美の言葉が止まった
そのまま私の上を見上げて苦笑いをしていておかしいなと思って振り返ると
私の後ろには……裕太の姿が
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裕「マジ言うなよ、宮田」
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宮田……?
そっか、茉美の苗字だ
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茉「あははは……。 ……て! ごめん、もう言わないから」
裕「……最悪だわ、お前」
茉「本当ごめん……!!」
裕「……もおっ。 宮田と宮田は許さないっ」
茉「ん? どっちの宮田が私?笑」
裕「2個目の方だってばぁ」
茉「……あれ、そっちだったのね笑」
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少しずつ笑顔になっていたから
本気で怒ってるってわけではなさそうだけど
裕太がこんな言い方するのは
宮田くんと茉美の前だけだ
その2人には心を開いてる証なのかな
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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時