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030*° ページ30

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後ろから渡されたものをよく見ると



ペットボトルのウーロン茶だった




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A「え、ありがとうございます!! 私150円しか持って来てないですけど足りますか?」






宏「あー、足りねーな。 これ500円だから。 ということで特別に俺の奢りにしてあげますよ(笑)」






A「……え……」




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自動販売機で500円のものなんて見たことないしバリバリ嘘だってわかってるのに


行動がかっこよすぎて、頬に当てられたのが嬉しくて





上手く言葉が出てこない




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A「……北山先輩優しいですね。 ありがとうございます」





宏「まぁ、うちの期待のマネージャーさんですからね、これくらい貢ぎますよ(笑)」





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ふふっと可愛く笑ってから


ペットボトルの水をゴクゴク飲んでいる北山先輩に見とれてたら



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宏「あ、さっきなんて言おうとしたの? 遮っちゃったけど」






A「……あ、えっと……」




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改めてこうやって聞かれると


あの言葉、言っていいものかわからない




北山先輩に気があることがバレちゃいそうで




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宏「なんだっけ? 北山先輩のお話が、なんちゃらだったような……」





A「北山先輩のお話が……部活でも色々タメになるので普段からもっとちゃんと聞くようにしますっ」





宏「ふっ、なんで急に真面目なの(笑)」



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A「……!!」




グーにした手をコツンと軽く私のおでこに当てられて


胸がキュンとときめいた



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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時

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