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結局のところ、クルーウェル先生が解毒薬を作るまでルイス先生は生徒として学園に通うことになった。
魔法薬の手順、材料どちらも教科書通りではないらしく。解毒薬が出来るのは明日になりそうだとか。
取り敢えず今日明日はヴィル先輩に決闘を挑まないように、と学園長と約束させられ。エペルの部屋に泊まることになったらしい。
『よろしく、エペル。……別に取って食ったりしないから、仲良くしよ』
「う、うん。……よろしく、ね」
そう言ってルイス先生は、自己紹介のときのような笑顔を浮かべる。人好きのする笑顔に、エペルの肩の力が抜けた。
そして持ち前のコミュ力で放課後のうちに友だちを増やしていき。気付けば、何人もの生徒に囲まれ笑いながら教室で駄弁っていた。
「凄いですねあの人。二時間ほどあんなに友だちが」
「アイツのコミュニケーション能力にはいつも舌を巻く。あぁいうところは素直に凄いと思うんだがな」
そう言ってクルーウェル先生はため息を落とす。その表情に疲れが見えた。
労りの気持ちを込めて、さっき買ったお茶を渡す。勿論、口はまだつけてない新品だ。
それを受け取って一口飲み、クルーウェル先生はもう一度ため息を落とした。……心なしか、落ち込んでる気が。
「……あ、あんまり気にしちゃダメですよ、ほら、あの人今記憶ないですし」
「……それは、分かってはいるんだが、あぁも真正面から言われると……少し傷付くな」
しゅん、と肩を落としてクルーウェル先生がボソボソと告げる。可愛……いやいや、そんなこと思ったら怒られる。
俺たちが見てる間もルイス先生は色々な話をし、やがて教室から出て行った。恐らく、ポムフィオーレ寮に行ったのだろう。
そして結局、次の日の朝一番にクルーウェル先生から薬が渡され。記憶を戻す薬だと言われルイス先生が飲むと、ぽんっという軽い爆発と共に煙が上がり。
『……あれ。……デイヴ？』
「ふん、迷惑ばかりかけるなお前は」
状況を把握できていないルイス先生に、腕を組みながらクルーウェル先生がそう告げる。
？？？と顔に書いてあるルイス先生に、優しい俺は何が起こったのかを説明することにした。勿論、クルーウェル先生が落ち込んでたのも含めて。
『デーイヴ、ごめんねごめんね？昔の俺が本っ当にごめん！今は全然嫌いじゃないから、むしろ大好きだから！だから傷つかないでぇぇぇ』
「うるさい、駄犬。傷付いてなんかない」
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あいらいん - なんでこれ公式じゃないんだろうって思うくらい好き (2023年4月4日 10時) (
レス) @page43 id: c168593882 (このIDを非表示/違反報告)
硝子ーtengitune.(プロフ) - このラジオに出れるなら私は最近泣いたの所に「プリ〇ュアで泣いた」って言いそう (2021年9月25日 20時) (レス) @page36 id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
チーズ鍋 - 碌無者さん» 完全な手違いですね……。消そうと思っていた方じゃない方を消してしまって……。ありがとうございます(ﾉД`) (2021年9月24日 7時) (レス) @page1 id: 067328da22 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - あんなに書いてらしたのに続編が消えていて……手違いでしょうか？ ご愁傷さまでございます。 (2021年9月24日 1時) (レス) @page50 id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
？？？ - 了解です！頑張ってください (2021年9月23日 22時) (レス) id: ae4d7ce9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年9月6日 22時
