戻って来たのは ページ6
side相手
儂に挑んできた演練の相手が、とんだ若造であった
刀剣男士達の戦うステージは数個に別れていて
儂ら最ランクレベルの戦いは各スクリーンで放映もされる
演練に来たら誰もが必ず観戦する対戦の相手が
何故あのような若造の本丸なのか検討もつかぬ
しかし、あの本丸
数年前に最低ランクに降格したはずじゃがなぁ
山「どうするんだ。主」
「相手の力量が分からぬうちは下手に動けぬ。まぁいつも通りでいいじゃろう」
近侍で初期刀、そして部隊長の国広に言えば
国広は頷き隊員を従えてステージへ入った
スクリーンを挟んで相手の部隊を見れば
三日月、鶯丸、鶴丸、岩融、石切丸、薬研..
ド定番の面子と言えば面子じゃな
所詮はこんなモノか
次の試合の準備運動くらいにはなるじゃろうと
そう思っていた儂は、数分後、驚愕する事になる
───────────────
─────────
ビィーと演練開始のブザーが鳴り響き
各ステージで交戦が始まった
じゃが、このステージでは動きがない
理由は明白
相手の刀剣男士が動かぬ為であった
だいたいの本丸の刀剣達は先制攻撃を仕掛けようと真っ先に向かってくる事が多い
しかしこの刀達は違う
向かってきた奴等を返り討ちにするのかと思うたが、それすら疑いたくなる行動を取っていた
日「おいおい、舐めてんのか？」
三日月「ハッハッハ..何の事だか」
ステージの中の会話が聞こえる
相手の刀剣達の声は不気味なほど落ち着いていた
同「何の事じゃねぇ！最低限でも刀は抜け！」
そう..彼らは刀を鞘から抜いていなかったのだ
本来、相手からきた攻撃を迎え撃つのだとしても
刀を抜く事くらいはしておくものだ
元に儂の刀剣達も刀だけは抜いている
しかし、相手は抜いていない
鶯丸「そんなに気に食わぬのなら...俺達に抜かせてみろ」
相手の鶯丸がそう言った直後
儂は全身から冷や汗が吹き出した
背筋に悪寒が走り、思わず身震いをする
「この感じ..よう知っとるぞ」
嘗て見た試合で覚えた感覚
恐ろしい化物を見たような..根付く恐怖心
まさか..この刀剣達は
「..奴等なのか」
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華風凛(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても感動しました！続きが気になります！ (2018年6月29日 17時) (
レス) id: f8819b27eb (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわわたあめ♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後、めっちゃ泣きました(;Д;)続きがすごく気になります！ (2018年6月28日 13時) (レス) id: 770379ee24 (このIDを非表示/違反報告)
Tomoe(プロフ) - 完結おめでとうございます！いや〜もう最後の所なんか感動しました！主と刀剣男士達の生まれ変わったその後の作品待っていますね！ (2018年6月27日 1時) (レス) id: b03f40a405 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - ああもうほんとに好きです！ぜひ来世で主を見つけるまでの話を読みたいです！楽しみにしてます！ (2018年6月26日 22時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
千尋 - おぉ〜完結おめでとうございます。お疲れ様でした。番外編としてその後の彼等の話が読みたいです(笑) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年6月18日 20時
