他愛ない壱時 ページ20
sideA
ちっくしょう燭台切め
こんなクソ暑い中で仕事なんか出来るか
長谷部「頑張ってください主！」
『うるさい！』
長谷部「すみません！」
暑苦しい見張り役の長谷部にイラつく！
いや、いい子だけど！！
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ..審神者部屋に戻りたい
そう思ってぼーっとしていたら
三日月「主。くーるびずだ！くーるだうん！」
鶴丸「主！むぎ茶持って来たぞ！」
鶯丸「厨からアイスをくすねて来たぞ。これを持って部屋に戻ろう」
救いの三振りが降臨しました
万遍の笑顔で広間に来るなり、俺を引っ張って廊下に出る
後ろから長谷部の怒鳴り声がするがスマン！
俺はこっち優先するぜ！
三日月「今日は暑いな。主」
『そうだな』
しばらく走ったら足を緩めて歩きに変える
セミが忙しなく鳴いている中歩く廊下は
太陽の直射のせいで熱くなっていた
鶯丸「だが、近頃は夜になると蛍が飛んでる」
『そうだな、綺麗だよな蛍...蛍丸も嬉しそうにしてるし』
鶴丸「花火も出来るよな、あのでかい音は驚きだぜ」
『そうだなぁ..』
他愛ない話をしながら廊下を歩いていたら
不意に口にアイスを突っ込まれた
『ふがっ』
鶯丸「ふふ..主、美味いか？」
そして目の前には嬉しそうな鶯丸
此奴..危ねぇだろうが！
『だが美味い』
味は俺の好きなバニラ
鶯丸は抹茶で、三日月はソーダ、鶴丸はチョコ
三振り共、もう溶けるとの事で食べる事にしたらしい
三日月「しかし..食べ歩きは怒られてしまう」
鶴丸「うーん...なら..木陰に行くぞ！」
鶯丸「裸足だぞ」
しかし鶴丸は真っ先に庭へ飛び出した
鶴丸「あっつ！！」
『...阿呆か』
鶯丸「まぁいいか。たまには」
三日月「怒られるより良いな」
挙句二人も庭に素足で降り立った
止める暇もなく、俺は三日月に腕を掴まれて
強制的に連行されました
『阿呆か、お前ら』
木陰に到着する頃には、三人の頭上には疲労
そしてアイスは口の中で溶けきっていた
『どうするんだよ。無駄足じゃねぇか..素足だから、戻るにも熱いし.....無駄に遠いし』
呆れて見下ろせば、木にもたれかかっている
鶴丸が笑顔で俺を見上げる
鶴丸「だけど、あんな紙切れと睨み合うよりずっと楽しいだろ？..それに、まだむぎ茶はあるぞ！」
『いや...まぁな？』
三日月「それに、たまには外でもいいじゃないか..主は近頃ずっと部屋にこもりっぱなしだったろう」
鶯丸「息抜き作戦成功だ」
それに加えて二人も笑顔で俺を見上げて言うから
もう何も言えねぇよな
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華風凛(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても感動しました！続きが気になります！ (2018年6月29日 17時) (
レス) id: f8819b27eb (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわわたあめ♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後、めっちゃ泣きました(;Д;)続きがすごく気になります！ (2018年6月28日 13時) (レス) id: 770379ee24 (このIDを非表示/違反報告)
Tomoe(プロフ) - 完結おめでとうございます！いや〜もう最後の所なんか感動しました！主と刀剣男士達の生まれ変わったその後の作品待っていますね！ (2018年6月27日 1時) (レス) id: b03f40a405 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - ああもうほんとに好きです！ぜひ来世で主を見つけるまでの話を読みたいです！楽しみにしてます！ (2018年6月26日 22時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
千尋 - おぉ〜完結おめでとうございます。お疲れ様でした。番外編としてその後の彼等の話が読みたいです(笑) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年6月18日 20時
