嘆き ページ15
sideA
ミーティング中、いきなり外のグラウンドに雷が落ちた
副主将「なんだ？」
相変わらず冷静沈着な幼なじみの副主将は置いといて...この気配、嫌な感じだな
そう思ったと同時に三振りが外へ駆け出す
『！...ちょ、お前ら待て！』
俺は慌てて後を追う
アイツらは今本体を持ってない。こんな状況で
遡行軍なんかと鉢合わせしたらヤバイ
そう思って、部員達の声を無視して出たが
グラウンドには煙が充満していて何がいるか分からなかった
『...いや、ちょっと待てよ、この気配』
身に覚えのある気配に俺は眉を潜めた
数分後、煙が晴れて景色が見えてきた
グラウンドの中央に立っているのは二人の影
『あれぇ...もしかしなくても』
嫌な予感がした俺は体育館に戻ろうとしたのだが
踵を返した瞬間、背中に鋭い悪寒が走った
恐る恐るグラウンドを振り返ると
案の定..二人が恐ろしく鋭い視線を俺に投げてる
副主将「おぉ..かぐや姫ならぬかぐや王？」
『お前何言ってんのか分からんがとりあえず黙ってろ』
言わずもがな、落ちてきたのは三日月と鶯丸
二人共スーツ姿だったから..自動的に服装が
変えられたって思っていい？
いい？けど...ごめん。めっちゃ怖いわ
加州「二人がなんでここまで」
驚いたような表情で加州が呟いた
それとほぼ同時に、二人が此方に足を踏み出す
『...』
やばい。動けない
そこを動くなっていう威圧感がやばい、あの二人
眼力やばいんだけど..
動けないまま、その場に止まっていたら
三日月と鶯丸が俺の前まで到着する
『よ...よぉ』
声をかけたが、二人は返事をしない
何だと思って見ていたら...いきなり右頬に鋭い
痛みが走って、乾いた音が響き渡った
...頬を張られたのだと瞬時に理解した
三日月「...馬鹿主」
その言葉に視線をそちらに投げると、三日月の手が宙に浮いていた
あぁ、俺は三日月に殴られたのか
三日月「何故消えた。何故何も言わずにこの時代に飛んだ......何故薬研に嘘をついてまで、此処に来たかった.....貴方のその判断で、今どれだけの仲間が混乱して戸惑っていると思っている！！」
顔をあげた三日月の瞳から一筋、涙が零れた
瞳に浮かぶ綺麗な三日月が濡れてボヤけている
三日月の横に視線を移せば、鶯丸は泣いてはおらず..変わりに歯を食いしばっていた
鶯丸「止めてくれ....主..俺達の気持ちを、ちゃんと汲み取ってくれ..これ以上、俺達を苦しめないでくれ」
そう言って、俺に抱きついた
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華風凛(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても感動しました！続きが気になります！ (2018年6月29日 17時) (
レス) id: f8819b27eb (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわわたあめ♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後、めっちゃ泣きました(;Д;)続きがすごく気になります！ (2018年6月28日 13時) (レス) id: 770379ee24 (このIDを非表示/違反報告)
Tomoe(プロフ) - 完結おめでとうございます！いや〜もう最後の所なんか感動しました！主と刀剣男士達の生まれ変わったその後の作品待っていますね！ (2018年6月27日 1時) (レス) id: b03f40a405 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - ああもうほんとに好きです！ぜひ来世で主を見つけるまでの話を読みたいです！楽しみにしてます！ (2018年6月26日 22時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
千尋 - おぉ〜完結おめでとうございます。お疲れ様でした。番外編としてその後の彼等の話が読みたいです(笑) (2018年6月26日 8時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年6月18日 20時
