革命へのワンステップ�� ページ31
『清海A』
貴方はともかく、後ろの二人はすげえ複雑そうな顔してますけど。
何やら考えこんでいた氷鷹先輩は、「……明星」と呼びかけた。
「その子は少し難しい顔をしているだろう。あまり強要するものじゃない。」
「え〜！ だって仲良くなりたいし！」
「で、でも初対面だとちょっと気まずいんじゃ？」
「だって『サリ〜』のことは名前呼びなんでしょ？」
『……『サリ〜』って誰ですか？』
私の知り合いにそんな妙ちくりんな名前の人はいなかったはずだが。
明星先輩は、「あ、ごめんね、
「サリ〜っていうのは俺らと一緒にユニットを組んでる二年生！ 衣更真緒っていう子！」
『……えっ、真緒先輩のお知り合いなんですか？』
「明らかに見る目が変わったな……」
呆れたように呟く氷鷹先輩。
まあさっきまであんまり興味なかったし……しょうがない。
「ね？ サリ〜が『真緒先輩』なら、俺らも名前で良いでしょ？」
『……それじゃ北斗先輩、スバル先輩、真先輩で。』
「うん！ 俺、後輩に名前呼びされるの初めて〜！ 面白いね！」
「明星くんは『明星くん』って感じがするんだよね〜」
『てか、私はスバル先輩って呼ぶんすから、さっきの変な呼び方やめてください……』
真先輩の言葉に心の中で同意しながら、自由奔放に振る舞うスバル先輩に主張する。
スバル先輩は、「え〜？」と悪気なさそうに私の方を見た。
「『きよみん』って可愛くない？」
『別に可愛くないです。渾名で呼ばれるの嫌なので。』
あの『ゴマぽん』事件があってから、翠が事あるごとに間違えてそう呼んできて、そろそろクラス内の私の渾名が『ゴマぽん』に定着しそうで怖い。
だからもう変な渾名で呼ばれたくないんだ。
「はーい、じゃあAって呼ぶね！ ウッキ〜もはい！」
「えっ……ええ!? あえっと、えっと……A……ちゃん……？ あー恥ずかしい！ 僕には無理だよ明星くん！」
「自分を信じろウッキ〜！ リピートアフターミー！ 『A』！」
「すぅ……はぁ……っ、Aちゃん！ ……って言えた！ 言えたよ明星くん！」
「だろ〜！ 自分を信じれば道は開けるんだ！」
「はぁ……すまんA。」
「わざわざ来てくれてありがとう、Aちゃん。」
「明星くん！」
「ウッキ〜！」
いつ終わるんだあの茶番。
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一織(プロフ) - 生しょうがさん» 返信ありがとうございます！！ぜひぜひこれからも応援させてください…！！ (2022年8月13日 23時) (
レス) id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - ♡ろぉる♡さん» コメントありがとうございます！一番だなんて…！嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 18時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
♡ろぉる♡ - すごい好みの作品です！今までで一番好きです！更新頑張ってください！ (2022年8月13日 17時) (レス) @page26 id: fb36bde41e (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» ありがとうございます！良ければこれからも応援してくださると嬉しいです！ (2022年8月13日 11時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 初コメ失礼します、すごく好みな作品にやっと出会えました！ありがとうございます！ (2022年8月11日 23時) (レス) @page13 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月11日 14時
