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解散の刻となり、生き残ったメンバーで誰をどう送るかを話し合う。
生き残ったのは俺と河村さんと須貝さん。
そしてすっかりダウンしてるのは、山本にこうちゃんに福良さんに川上、んでもってAちゃん。
どうやらウーロン茶とウーロンハイをすり替えられたようで、顔が真っ赤っかになっていた。
特に騒ぐ声も聞こえなかったから、本当にお酒には弱いのだろう。
「さて、こいつらどうしよっか」
「じゃあ俺が福良さんとこうちゃん送るわ」
「じゃあ僕は川上と山本を」
「……待て待て地味に俺にAちゃん回してんじゃねえよお前ら!!」
「え、嫌なの？」
「そうじゃねえよ!!」
しれっとAちゃんの送迎を任された、おいそこ二人、ニヤニヤすんな。
明らかに作為的過ぎてスカッとはしないけど、まあ折角のチャンス、有り難く受け取っても文句は言われない……か？
内心で格闘を繰り広げている間に、あれよあれよと他の人達は姿を消してしまった。
日付の回った深夜の店に残ったのは、酔い潰れたサラリーマン数人と俺達二人。
「Aちゃん、起きて。帰るよー」
「……んぁ、かぁむらさぁ？」
河村じゃねえよ……という言葉を飲み込んで、まだ少し覚めぬ頭を働かせる。
ここで訂正しても良いけど、「あ、なんか面倒」なんて意見がふと頭を過ったのでそのまま河村だということにしておく。
酒のテンションは末恐ろしい。
「ほら、立って立って。帰りますよー」
「んー……」
物真似なんて上手くはないし普段ならバレバレのクオリティだろうけど、今のAちゃんになら何でも通用すると思う。
右手には寝転んでいた脇に置いてあったAちゃんのバッグ、肩には自分のショルダーバッグ、左手には湯湯婆のように暖かい彼女の手。
店の中とは段違いの冷気にあてられ、夜道をふらふらと歩く。
「大丈夫？気分悪くない？」
「だいじょーぶれす。おうちでゆっくりするんですー」
語尾の伸びた間の抜けた返事。
覚束ない足取りで横を歩くAちゃんは、いつもの気遣い屋さんで要領の良い彼女とはまるで別人。
今宵の月は上弦の月、月光と街灯があらゆる角度から俺達を照らす。
「かわむさ、あそこにねこがぁ。どうぶつってかわいいですね」
「それゴミ袋だけど。かなり酔ってるなぁ……」
訂正しても“えへへ”と笑い声が返ってくるだけ、正常な対話は見込めないらしい。
先ほどから言動が危うかったけど、無事帰れるんだろうか。
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杠-ゆずりは-@発狂同盟 - 山さん» あっ、迷走してらしてるんですね…私は、最後にきっぱり片付ける文(？？？)というものが好きでして…w特にfkrさんの誘拐(？)の話みたいな終わりかたが好きなんです〜あっ、ご丁寧にどうも…此方こそお世話になります(？) (2019年10月8日 21時) (
レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
山(プロフ) - 杠-ゆずりは-@発狂同盟さん» 了解しました。とても素敵なシチュ……おみそれしました(謎) 個人的に完結方法に迷走する中、そう言って頂けると大変自信に繋がります。どうぞ続編でもご贔屓に(??) (2019年10月8日 21時) (レス) id: c5ddeb2343 (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - 山さん» いや、まぁ…全部好きです((((尊いことに変わりはないのでおっけーです(((り、リクエスト…！私はkwkmさんが大好きなので、夢主ちゃんが振られたあとに慰めて付き合う…的な…？(語彙力なくてすみません)のがみたいです！検討していただけたら幸いです…！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
山(プロフ) - やまうみ。さん» 了解致しました。区切り上続編でのご提供となりますのでご了承下さい。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: c5ddeb2343 (このIDを非表示/違反報告)
やまうみ。 - 先程はありがとうございました(土下座) 浅紅に嵌まれ大好きです。山様のガチ勢ですのでリクエストします(？) どこか儚く消え行きそうな夢主ちゃんをymmtさんが好きになるお話が見たいです。エンドは恋に落ちるところでも結ばれるところでも。シチュはお任せします。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: e8e6962fde (このIDを非表示/違反報告)
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