戻った笑顔 ページ14
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インターホンが鳴りモニターを確認したマサイは振り向くと
「出迎えてやれよ」
そう言って微笑んだ
Aは玄関に向かい鍵を開けるとそこには心配そうな顔をしたモトキが立っていた
「·····ごめんねモトキ」
「俺こそごめん。追い詰めるみたいに突き放して」
そのまま黙り込む2人を見て
「とりあえず入れば?麻美ちゃんは?」
マサイがそう声を掛ける
「麻美は朝から実家に行ってる。夕方には帰ってくる予定だよ」
靴を脱ぎリビングへと向かうモトキ
3人はソファーに座り
「モトキ、色々巻き込んで悪かった。俺達仲直りしたからさ。もう心配しなくていい」
そう笑うマサイにモトキはホッとした表情を浮かべ
「そっか···良かった。本当に良かった·····」
「モトキ···私ね、子どもの事は諦める事にしたの」
そう話すAの目は穏やかで
「俺とAとチクワで家族だからな。うちはこの形を取ってくって2人で決めたんだ」
マサイの瞳もA同様に穏やかだった
「うん、2人がそう決めたならそれで良いと思う」
「今まで気を使わせてごめんね···麻美ちゃんにも大変な時に相談や手伝いも出来なかったし···でもこれからはフォローさせてもらえる?モトキと麻美ちゃんの間に産まれてくる赤ちゃんを私も待ち望んでるから」
話しながら嬉しそうに笑うAにモトキも笑い
「ありがとう。そうしてくれると俺も助かるよ。撮影でいない時とかにAが居てくれたら俺も安心出来るから」
「産まれたら大変だぞ?俺とAで思う存分モトキ達の子どもを甘やかす予定だからな」
ケラケラと笑うマサイ
「そうだよ。おもちゃとかたくさん買っちゃいそう。麻美ちゃんが疲れてる時は私が面倒見たい。思いっきり可愛がっちゃうんだから」
「可愛がってくれるのは構わないけどおもちゃとかは程々に。2人はお土産とかも山ほど買ってくるんだからあのレベルでおもちゃを買われたら俺ん家がおもちゃで埋め尽くされちゃうよ」
困ったように笑うモトキに2人も笑いだし
「今日さ、麻美が帰ってきたら久しぶりにみんなでご飯食べに行かない?悪阻も治まって麻美の食欲も戻ったし」
モトキの提案に
「賛成〜!でも妊婦さんだから食べれない物も出てくるし麻美ちゃんに連絡して好きなお店決めてもらおうよ」
そう言ってAは麻美にLINEをし始めた
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JADE(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございます😊更新停滞気味ですが必ず完結はさせますので宜しくお願いします☺️✨ (8月29日 0時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 神作と言っても過言ではないくらいとても良かったです (8月28日 1時) (レス) @page16 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - よるさん» ありがとうございます☺️多忙過ぎて更新が止まっておりますが頑張ります😱 (2023年4月15日 10時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく見させてもらってます。更新頑張ってください!! (2023年4月13日 18時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:JADE | 作成日時:2023年2月24日 0時